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人皆有用の用を知りて、無用の用を知るなきなり 荘子の名言

人皆有用の用を知りて、無用の用を知るなきなり

人はみな有益なものを決めつけているが無用と思われるものこそ有益なのだ

という意味です

その昔巨大なクヌギの神木がありました

多くの動物たちが憩い、人も集まり市が立つほどでした

ですが大工の親方はあの木は何の使い道もない無用の木だというのです

その夜神木が大工の夢に出てきてこう言いました

お前は何と比べて私を無用だというのだ

確かに果実のなる木なら人にとって有用だろう

だが果実がなるがゆえに果実をむしり取られ枝を折られ天寿を全うできない

人に対して有用であろうとするから寿命を縮めるのだ

私は人にとって無用であることに努めてきた

おかげで天寿を迎えられそうだから私にとっては有用なのだ

無用も有用も見方ひとつで変わりますね

決めつけないことが大事ですね

荘子

荘子で有名なのは胡蝶の夢ですね

蝶になっている夢を見た荘子は、蝶が荘子になっている夢を見ているのか、それとも荘子が蝶の夢を見ているのかと考えました

名言の無用と有用の話にも通じますが、見方を変えるとガラッと変わることを言いたいんですね

じゃあどっちが正しいの?とは考えずに蝶だったら蝶を楽しみ、荘子になったら荘子を楽しんだ方が良いと考えました

どんなに考えたところでどちらが正しいかわからないならそれを受け入れて楽しんだほうが良いと考えたんでしょうね

荘子の思想 胡蝶の夢と万物斉同【ゆっくり解説 倫理】

名言はYouTubeショートに投稿してます

無用の用 荘子 #名言

参考書籍です

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