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大道廃れて仁義あり 老子の名言

大道廃れて仁義あり

人として行うべき正しい道義が自然と行われていたころは仁義を説く必要が無かった
そのような道義が廃れたことで、人が作為的に道徳、礼儀を作り上げしきりに提唱されるようになった
という意味です
本来人は自然と相手を思いやって行動し、相手もその気持ちを汲み取るから形式的な礼儀なんて必要ないと老子は言いたいんだと思います
確かに古代は人の往来も少なく、勝手知ったる人との付き合い中心だからそれができるわけで、現代のように全く文化の違う人と接するには最低限の礼儀も必要でしょう
ですが、その根本には相手を思いやり、それをくみ取るというコミュニケーションがあるわけで、表面上の作為的な礼儀ばかりに目が行っては本末転倒になりますよね

老子

老子の哲学の根源は道(タオ)という概念です

道という真理があるのだから、それに沿って生きていく方がみな幸せになれると考えました

ですが古代中国の周の時代は礼政一致という支配体制でした

これは身分制に基づいた社会秩序を維持するために道徳的な規範である礼を重んじる制度です

儒家の孔子も世の中が乱れたからもう一度古代の礼にかえる克己復礼を説きました

ですが老子は道は万物の根源であり、人が作るようなものではないとしました

礼のように人が決めたもの(人為)は道という真理から外れていて、余計な知恵を回さず(無為)ありのまま生きる(自然)無為自然を説きました

老子 道(タオ)と無為自然【#ゆっくり解説 #倫理】

名言はYouTubeショートに投稿してます

大道廃れて仁義あり 老子 #名言

参考書籍です

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