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巧詐は拙誠にしかず 韓非子の名言

巧詐は拙誠にしかず

たくみにいつわり誤魔化すのは、つたなくても誠意のあるのに及ばないという意味です
韓非子は著書で君主の心構えを説いた人物です
たくみにいつわり誤魔化してもその場しのぎにしかなりません。
君主のようにみんなの生活を守る義務を負う人は、たとえ今は拙くても誠実に仕事に取り組んでいくことが長い目で見ると良いということなんです
なぜなら、今は拙くてもさまざまな経験を積んでいけばいずれ君主として立派に務めを果たせるからです
その場しのぎのごまかしを続けていたらいつまでも誤魔化し続けるしかありません
君主の話をしましたが、私たちにもあてはまる話ですよね

韓非子

韓非子は荀子の弟子と言われています

両者に共通するのが後王思想というものです

古代中国では古の聖人はとても立派な人でその人をお手本に努力すべしという考えがありました

それに対して後王思想は古の聖人も普通の人で努力して聖人となったと考えます

私たちも努力すれば聖人のようになれるし、古の時代よりも多くのことを経験しているのだから古の聖人よりも立派になれるはずだという考えです

この名言も後王思想から考えると、今は拙くても様々な経験を積んで古の聖人のように、またはそれを超えて立派な人になれると解釈できますよね

韓非子 法家思想の大成者【ゆっくり解説 倫理】

名言はYouTubeショートに投稿してます

https://youtube.com/shorts/Zmr8_Y_5mRM?feature=share

参考書籍です

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