悉く書を信ずれば則ち書無きに如かず
書物を読んでも、批判の目を持たずにすべて信じてしまうなら、書物を読まないほうがよいという意味です
書物に限らず先生や専門家の話も同じです
批判の目というのは本や人の話の間違い探しをすることではありません
その話を読んだり聞いたりしたときに自分がどのように理解したのかを批判するんです
偏見や先入観による決めつけが無いか、知ったつもりになっていないかなど
本や話を聞いて自分の認識を改めて問い直し新しい発見をすることができれば、それは受け売りではなく自分オリジナルの考えとなります
孟子
孟母三遷の教えという故事があります
孟子の母が、子どもの教育に適した環境を選んで居所を三度移し変えたというお話です
墓地の近く住むと孟子は葬式のまねばかりし、市場の近く住むと商売人のまねをして遊んだため学校のそば引っ越しました
すると孟子が礼儀作法のまねをするようになったので、孟子の母はここが我が子のいるべき所だと言ったという話です
断機の戒めという故事もあります
孟子が学業の半ばで帰ったとき、はたを織っていた孟子の母が機織りの糸を切り
学業を中途でやめることは織りかけた織物をたち切るようなものだと言って孟子を追い返したというお話です
このようなサポートがあって亜聖と呼ばれるまでの人物になったのです
名言はYouTubeショートに投稿してます
参考書籍です
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