勉強の習慣作りにチャレンジしているけど
どうしてもスマホいじっっちゃって続かないなぁ
やっぱり自分には無理なのかなぁ
そんなことないですよ!自分を責めないで!
今日誘惑に負けても明日できていれば大丈夫!
自分が悪いんじゃなくてスマホが悪いだけです!
この記事でわかること
習慣作りをしている途中で誘惑に負けることもあること
誘惑に勝つ確率を上げる方法があること
勉強の習慣をつけたいけど、勉強が始められないという方は、まずはリンク先の記事を読んでみてください。
勉強を始めるためにはやる気や気合ではなくテクニックが必要ということがわかります。
今日も頑張って勉強しなきゃ 毎日勉強するの大変だぁ みんなこんな大変なこと毎日やってるの? 実は毎日勉強する習慣がついている人は、あなたが思っているほど頑張ってないし大変だと思っていないんですよ。 勉[…]
ブログを書いている人はこんな人
私は塾を経営しています。たくさんの生徒の勉強の習慣作りに携わってきましたが、勉強の習慣作りをやり遂げるには山あり谷ありです。習慣作りのテクニックのほかに心構えも必要です。この記事では習慣を続けるための心構えを共有します。
参考図書はメンタリストDaiGo著 『超習慣術』です。
■結論
習慣化は山あり谷ありです。
テクニックだけだと途中でくじけたり、誘惑に負けて自己嫌悪に陥ってしまいます。
それでも続けていくには、心構えが必要です。
誘惑に負けることはしょうがないと思えるようになったら、少しでも誘惑に勝つ勝率をあげる工夫をしていきましょう。
勉強する習慣を続けていくための心構え
勉強の習慣作りを始めて軌道に乗るにはだいたい2か月くらいかかります。
意外と長い日々の中にはたくさんの誘惑があります。
- 友達とのLINEが時間になっても終わらない
- スマホをついついいじっちゃう
- ちょっと横になったら寝ちゃった
これらの誘惑をすべて振り切って勉強を続けることは難しいです。
人が誘惑に勝つ確率は50%ほどと言われています。
つまり半分は誘惑に負けるのが普通なのです。
習慣化の失敗は続かなくなることです。その日は誘惑に負けても次の日にまた勉強できれば続けられます。
「今日は誘惑に負けたけど、明日勉強できていれば大勝利!」
このような心構えをしていれば、時に誘惑に負けても粘り強く続けていくことができます。
とは言え誘惑との勝負もできるだけ勝ちたいですよね。
この後の記事では誘惑に勝つ確率を少しでも上げていく方法を解説します。
勉強を続けるために強い言葉(動詞)を使う
- 今日も頑張れたから明日も頑張って勉強を続けたい
- 今日も頑張れたから明日も勉強できると確信している
どちらのほうが明日も勉強を続けられるかわかりますか?(章のタイトルでネタバレしてますね)
もちろん答えは2番です。
「続けたい」よりも「確信している」のように強い言葉(動詞)を使って自分に言い聞かせるほうが良いです。
理由は人の脳の性質にあります。
人の脳は大きく分けて2つあります。「古い脳」と「新しい脳」と言われていたりします。
有名なたとえとして頭の中の天使と悪魔がありますよね。
天使は我慢するように言ったりしますが、悪魔は目の前の欲望に忠実です。
天使が「新しい脳」で、悪魔が「古い脳」に当たります。
「新しい脳」は理性や意志など人間らしいふるまいをする指示を出します。
「古い脳」は3大欲求など生きるために必要なことをとにかく優先します。
そして「古い脳」の力は圧倒的に強く「新しい脳」の言うことをなかなか聞いてくれません。
そのため、「古い脳」に言い聞かせるためには
- ○○したい
- ◇◇だろう
では効果が薄いのです。
- ○○しろ!
- ◇◇を決意した
- △△することを確信している
このような強い言葉や決定事項であるかのように言い聞かせる必要があるのです。
勉強することを親しい人に宣言したり報告したりする
自分一人だとどうしても「古い脳」に振り回されてしまいがちです。
そんな時は友達や家族など周りの人の力を使いましょう。
宣言したり、報告することで引っ込みがつかなくなりますよね。
これも人間という社会性のある生物の特徴を利用した誘惑に勝つ方法です。
ここでは塾に通っていた生徒の例をあげます。
その生徒は友達とLINEのやり取りが楽しくて、「勉強が始められない!」と悩んでいました。
そこで8時に「いまから勉強するからまた1時間後ね」とLINEを送って勉強に取り掛かるようにしました。
初めのうちは良かったのですが、たまに盛り上がってしまったときは勉強を始めることができませんでした。
そのため今度は2人で話し合って「いまから勉強するからまた1時間後ね」のLINEを送る役を1日おきの順番制にしたのです。
役割ができることで相手に迷惑を掛けられないというプレッシャーがかかり、時間になったら「いまから勉強するからまた1時間後ね」を欠かさず送ることができるようになりました。
その結果、決めた時間に勉強に取り掛かることが出きるようになりました。
このように一人では出来ないことも相手がいるということをうまく使うことで誘惑に勝つことができたのです。
勉強する目的を思い出すための貼り紙とスマホの待ち受け
習慣作りのテクニックの記事でお伝えしたように、勉強にすぐに取り掛かれるように「小さいアクションプラン」にすることが大切です。
しかし毎日「小さいアクションプラン」しか考えていないと、何のために勉強の習慣作りをしているのか見失ってしまい、モチベーションが下がってしまいます。
- 「志望校に合格したい」
- 「80点を取りたい」
モチベーションをあげるには、習慣を作ることで得られることを思い出すことが必要になってきます。
こういった目標を大きな紙に書いてみましょう。
そして自分がいつも見る場所に貼っておけば、「このために自分は頑張っているんだ!」と思い出すことができてモチベーションが上がります。
貼り紙以外にもスマホの待ち受けを変えるという方法もあります。
「ついついスマホに手が伸びてしまう」のような誘惑を断ち切ることとセットで行うことができます。
この方法を使っている人は多いです。
「待ち受け 勉強」で検索すると色々出てきます。
なかなか強烈ですよね。
検索結果で出てくるような画像を作らなくても、自分で紙に書いて写真を撮れば自作の待ち受けが完成します。ぜひやってみてください。
勉強の邪魔をする誘惑に打ち勝った記録を残す
冒頭でも書きましたが、人が誘惑に勝つ確率は50%前後と言われています。
半分は負けてしまいますが、もう半分は勝つことができているのです。
誘惑に勝つことは大変ですし、それに打ち勝ったあなたの理性は素晴らしいです。
誘惑に勝ったときどう思っていましたか?
それを思い出して紙に書いてみましょう。
- 今日はスマホをいじりそうになったけど、勉強の習慣を作りたいと思えたからスマホに手を伸ばさなかった
- 今日はお菓子休憩したくなったけど、キリのいいところまでやろうと思ったから続けることができた。
勉強が終わった後にどんな誘惑に勝ったか思い出してみて書いてみるといいでしょう。
書き出すことで「自分は誘惑に勝てる人間だ」という自信が持てるようになります。
その自信が次の誘惑に勝つための武器になり、より誘惑に勝ちやすくなるのです。
先ほどの友達とLINEする例のように友達と報告しあうのも良いでしょう。効果は倍増します。
まとめ
勉強の習慣を作る過程でいろいろな誘惑があります。
毎日勉強しようとしてもときにはできないときもあります。
その時はしょうがないので切り替えて明日勉強しましょう。
誘惑に勝つための方法も駆使しながら、少しでも勝率をあげて勉強の習慣化に取り組んでみてください。