今日も頑張って勉強しなきゃ
毎日勉強するの大変だぁ
みんなこんな大変なこと毎日やってるの?
実は毎日勉強する習慣がついている人は、あなたが思っているほど頑張ってないし大変だと思っていないんですよ。
勉強する習慣をつけるには頑張らなくても良く、習慣化するテクニックを使ったほうが楽にできます。
この記事を読んで、楽に勉強を続けられるようにしていきましょう。
ブログを書いている人はこんな人
私は塾を経営しています。勉強の習慣作りはやる気や気合だけではどうにもなりません。
今まで見てきた生徒で勉強の習慣作りができている生徒は、テクニックを使って勉強の習慣化をしていました。
この記事では習慣作りの方法で効果のあるテクニックを共有します。
参考図書はメンタリストDaiGo著 『超習慣術』です。
■結論
勉強を習慣化するにはやる気や気合いだけではどうにもなりません。
気合を入れている時点で習慣化していません。
意志決定せずに、自然な流れで勉強に取りかかれるようにするには自分を操るテクニックが必要です。
勉強を習慣化するには意志の力よりもテクニックが必要です
勉強する習慣を身につけたいって思いますよね。
お母さんなら勉強の習慣を身につけてほしいって思いますよね。
勉強する習慣が身につけば、毎日勉強することはわかると思います。
でも「毎日“頑張って”勉強しよう」と考えると習慣化は難しいです。
意志の力を使わないことが習慣化には必要
習慣とはどういう状態を表すのでしょうか?
わかりやすい習慣として次の3つを例に挙げます。
- 朝起きて歯を磨く
- 夕飯を食べたらお風呂に入る
- 学校にいつもの道を通って行く
これらは、「今日はこれをやろう」「頑張ってやらなくちゃ」と決意しなくても自然と体が動きますよね。
つまり決意しなくても勉強に取り掛かれるようになれば、習慣化できるということです。
勉強を習慣化するにはテクニックを使わないと難しい
勉強は歯磨きやお風呂、学校に行くよりも習慣化することが難しいです。
- 歯磨きやお風呂はしないと汚くなる
- 学校に行かなければ怒られる
これらはやらないとデメリットが待っていますが、勉強は未来の自分のために行うものなので今やらなくてもデメリットを感じられません。
そのため取り掛かりにくく、始められないのが習慣化できない大きな原因です。
デメリットが無いものを習慣化するにはテクニックを使って自分を操る必要があります。
この記事では習慣化に効果の高いテクニックを紹介していきます。
勉強に取り掛かりやすくするために細分化する
まず勉強を始めないことには習慣化出来ません。
自分を操って勉強を始めるにはすぐに行動できるように自分の行動を細分化する必要があります。
登山を例に挙げてみましょう。
目標が大きすぎると何をしてよいかわからない
「今年の林間学校は登山です。学校は何もしませんので、みんなそれぞれ自分で登山をしてください。」と言われたらどうでしょうか。
ちょっと極端な例ですが、学校でこんなこと言われてしまったら林間学校に行きたくても何をしたらいいかわからないですよね。
なぜなら、
- どの山に登るのか?
- 登る山を決めたとしてもその山にどうやって行くのか?
- その山を上るにはどうすれば良いのか?
- その山に登るには何が必要か?
- その山にいつ行くのか?
- まず初めに何をすればいいのか
これらを明確にしないと「はい!登山します!」と言っても掛け声だけで終わってしまうでしょう。
これと同じように勉強でも「毎日勉強します!」と言っても
- どの科目のどの範囲を勉強するのか
- どこで勉強するのか
- どうやって勉強するのか
- 勉強するのに必要な道具を準備したか
- いつ勉強するのか
- 始めに何をするのか
これらを明確にして初めて勉強に取り掛かれるようになります。
毎日勉強しているのに習慣化できない人はこんな感じです。
- 宿題で出されたから宿題が勉強になっている
- テストで提出物があるから〇ページまで毎日3ページずつ進める
“やらないといけないから”勉強しているでは、いつまでたっても習慣化できません。
自分が勉強という行動をするために、今すぐできるアクションプランを決めることが勉強の習慣作りのスタートになります。
- 何を:月曜日は数学の予習をする
- どこで:自分の机で勉強する
- どうやって:教科書を見ながら問題を解く
- 必要な道具:教科書とノート、シャーペンと赤ペン
- いつ:夕飯を食べ終わったらすぐ
- 何から始める:自分の部屋に行って椅子に座る
このように決めれば、夕食を食べ終わったあとに椅子に座れば勉強できます。
椅子に座るという簡単なアクションプランまで落とし込めれば楽に勉強に取り掛かれるようになります。
簡単という感覚は個人個人で違うので椅子に座るのも難しいようならもっと簡単になるまで突き詰めてみましょう。
勉強の習慣を長く続けていくためのテクニック
毎日「椅子に座る」という取り掛かりのアクションをしていると、だんだん退屈になってきます。
習慣化する過程で退屈に感じることは大きな障害です。
飽きてやめてしまうことがあるからです。
退屈を乗り越えるには、もっと取り掛かりやすくするような工夫をしましょう。
椅子に座ることがスタートの合図なら、もう少し椅子に座るのを楽にしてみましょう。
机の中に入れていた椅子を、あらかじめ引き出しておいて「椅子を引く」というアクションを減らします。
ほんのわずかな工夫ですが、勉強に取り掛かりやすくなります。そして工夫したことで新鮮に感じられます。
自分をもっと操りやすくするためにワンアクション減らす工夫を「20秒ルール」と言います。
20秒でいいのでもっと楽に取り掛かれないかを考えてみましょう。
反対にスマホやお菓子などの誘惑は、すぐに手に取れないようにワンアクション増やしておけば誘惑を断ち切ることができます。
週4日以上が習慣化には良い
参考図書のメンタリストDaiGoさんの著書『超習慣術』によると、週3日と週4日で習慣化することに取り組んだ場合、週4日のグループは続いて、週3日のグループは続かなくなったというデータを紹介しています。
これは私も塾で教えていて肌感覚でそう感じます。
勉強の習慣化ができている生徒は全員週4日以上来ていました。
塾の授業で2日、自習で2日~4日という感じで取り組めていました。
4日以上来ている生徒の特長は、
- 同じ時間に来て
- 同じ机で自習して
- 同じ時間に終わる
というようにリズムが出来上がっていました。
反対にあまり習慣化できていない生徒は、
- 塾に来るのは週3日以下
- 来る曜日や時間はバラバラ
- 頑張ってきているなと思ったら次の週はあまり来なかった
という感じでした。
ここまで記事を読んでくれたあなたならわかると思いますが、
「頑張って塾に行って自習しよう!」と思っているのは習慣化できていない人のほうなんですよね。
もう習慣化できてしまっている生徒は「時間になったら」なのか、「ご飯を食べたら」なのかはわからないですが、自分で決めたスイッチがはいることで、頑張らなくても塾に来る習慣ができていたのです。
勉強を習慣化するスイッチ
前の章でも少し触れましたが、自分で決めたスイッチが習慣化には一番効果があります。
スイッチを決めて行動することをifthenプランニングと言います。
もし(if)〇〇したら、その後(then)◇◇するというものを決めます。
例えば前の章の例なら
- 「時間になったら」(if)(then)「塾に行く」
- 「ご飯を食べたら」(if)(then)「塾に行く」
自分で習慣化したいことを始めるための条件(if)があれば、その後の行動は考えて決めなくても自動的に行うことができます。
このifthenプランニングは強力な力を発揮しますが、それにはいくつか条件があります。
- 毎日起こることにする・・・ご飯を食べたあとなど
- 毎日決まった時間に行えるようにする・・・ご飯を例にするなら食べる時間が一定だと良いです。
- 場所も一緒にする・・・自分の部屋や塾の自習室のように毎回同じ場所で勉強する
- 量や時間も同じくらいにする・・・今日は1時間、明日は30分ではダメです
つまりifthenプランニングを強力にする条件をまとめると次の通りです。
- 「いつ」「どこで」「何をするか」を明確にすること
- 毎日「同じ時間」「同じ場所」「同じ量」にすること
人は誘惑に弱く、自分の意志で決定しようとするといろいろな誘惑や先延ばししたい衝動に負けてしまいます。
それは仕方のないことなので、誘惑に負ける自分を受け入れたうえで、テクニックを使って自分を操り習慣化していくことが大切です。