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子供に勉強の習慣作りをさせたいときに親が気を付けたい4つのこと

子供に勉強の習慣作りをさせたいときに親が気を付けること5つ

友達は毎日勉強しているみたいなのにうちの子はあんまり勉強してない・・・

毎日勉強してほしいけど無理やりやらせるのも良くないって聞くし・・・

どうすればいいの?

 

毎日勉強している姿を見れば安心できますよね。

勉強が習慣になればその悩みは解決します。

勉強の習慣を作るのは子供だけではできません。家族の協力が必要です。

ここでは勉強の習慣作りの際に親が気を付けることについて解説します。

 

ブログを書いている人はこんな人

私は塾を経営しています。たくさんの生徒の勉強の習慣作りに携わってきました。

子供が勉強を頑張りたいと思っていても、環境が良くないなと感じたことがあります。子供の勉強に親が協力できることについて共有します。

 

参考図書はメンタリストDaiGo著 『超習慣術』です。

 

子供に勉強の習慣作りをさせたいときに親が気を付けたい4つのこと

人は意志よりも環境に大きな影響を受けます。

「勉強をしない」状態は環境に大きな原因があるのです。

子供の環境の中で一番大きい影響を持つのが親です。

あなたのお子さんが勉強しないとしたら、100%本人に原因があるというわけではないということを知ってほしいです。

ここでは子供に勉強の習慣がついてほしいと思っている保護者のかたに、気を付けてほしいことを4つあげていきます。

  • 『勉強しなさい』
  • 『早めに○○しなさい』
  • 『いい点数取ったね!』とほめる
  • 部屋が汚い&スマホのルールがない

心当たりがあるものがあればこの先の記事を読んでみてください。

 

「勉強しなさい」はダメ

「勉強しなさい」はダメ

「勉強しなさいはダメ」ということはよく聞くと思います。

なぜダメなのか知っていますか?

習慣というのは意識的な行動ではなく自動的な行動を言います。

多くの人は歯を磨くことを意識的に行っていません。

ご飯を食べ終わるというスイッチが入ることで、次の歯を磨くという行動に自動的に移っているのです。

歯を磨くのと同じように毎日勉強をしてほしいなら

  • 同じ時間
  • 同じ場所
  • 同じスイッチ

で勉強するようにサポートしてあげたほうが良いです。

塾に通わせているなら、夕食の時間を毎日同じにして、食べ終わったら塾に自習に行かせるようにすればよいです。

 

塾の自習室の使い方の悪い例

塾に自習に行かせるにしても注意点があります。

どの塾でも

「自習室は営業時間ならいつでも来てください」

「頑張ってほしいから来れるときはたくさん来てください」

と言われていると思います。

ですから、

「今日は早く学校が終わったんだから、早めに塾に行って先に勉強済ませちゃいなさい

と言っていたりしませんか?

習慣はいつも同じ時間、同じ場所、同じスイッチが良いので、習慣に良くないです。

それ以外にもデメリットがあります。

いつもと違う時間違う行動をとると「意志力」を余計に使うので、勉強の効率も上がらなくなってしまうのです。

「意志力」は集中するときに使う力です。一日で使える量は決まっているとされています。

早めに塾に行くことは時間をうまく使っているように見えますが、それで得られる成果は習慣化された行動よりも少ないのです。

習慣化された行動は「意志力」を使いません。

なるべく「意志力」を使わずに勉強を始められるようになるほうが良いです。

 

勉強の習慣を作るときの「ほめ方」

勉強の習慣を作るときの「ほめ方」

ほめ方については大きく分けて2つ注意してほしいところがあります。

①ほめるときは目的をもってほめたほうが良いです。

②褒めてはいけないことがあります。

 

①ほめる目的は、子供が「以前より良くなっている」と実感すること

習慣が途切れる原因は2つあります。

  1. 退屈に感じること
  2. どうでもよくなってしまうこと

 

習慣を途切れさせないためには、以前の自分と比べて前に進んでいる実感を持たせることが有効です。

 

「前はこの時間はゲームばっかりだったけど、今は1時間集中して勉強してるね」

「前は勉強したりしなかったりだけでど、今は毎日勉強できてるね」

 

このように以前はどう見えていたか、そして今はどうなっているか、それは成長した姿なのかをハッキリと言ってあげると良いです。

「以前と比べて良い状態になっている」と本人も実感すれば、また継続して勉強できるようになります。

 

②ほめてはいけないこと

ほめるときの内容については詳しくはこちらの記事にかいてあります。

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テスト勉強のフィードバックをするときの注意点

かいつまんで説明すると、

能力や結果をほめてしまうと「硬直マインドセット」と言って、生まれつきの能力で人の人生は決まってしまうと考えるようになります。

反対に、努力や工夫をほめてあげると「しなやかマインドセット」と言って、自分の努力や工夫によって人生を切り開けるという考え方になります。

そのため、テストの点数のような結果をほめるのは良くありません。

工夫したこと努力したことをほめてください。 勉強の習慣化が間違っていないことを本人も再確認できます。

 

勉強を習慣にするための環境作り

勉強を習慣にするための環境作り

机や部屋を勉強する環境にしましょう。

「意志力」は1日に使える量が限られており、勉強に集中するために温存しておいた方が良いということを前の章で解説しました。

勉強する場所に気が散る要素があると「意志力」を余計に使ってしまうので、集中できず、習慣化も難しくなります。

 

勉強する部屋と机がある場合

机と部屋をとにかくきれいにしましょう。

机の近くに漫画や雑誌、スマホの充電器を置かないようにしましょう。

とくにスマホは「自分の部屋に持ち込まない」などの家庭内のルールを作ることが効果的です。

部屋も余計なものが少なければ少ないほど良いです。

なぜなら物があるだけで無意識のうちに「意志力」を使ってしまうからです。

スマホはさわっていなくても「意志力」を消費すると言われています。

 

自分の部屋で勉強しない場合

筆記用具、ノート、教科書以外何もない状態が一番集中できます。

勉強する時間になる前にいったん全て片付けてしまいましょう。

その片付けを勉強するスイッチにしてしまうのも一つの手です。

可能であれば、床に直に座るのではなく椅子に座る方が良いです。

学校の授業が習慣化されているので、学校の授業と同様に椅子に座ったほうが「意志力」をあまり使わずに済みます。

 

自分も習慣化する

自分も習慣化する

繰り返しになりますが、習慣化するには同じ時間、同じ場所、同じスイッチで始めることが必要です。

それらが家族によって左右されてしまっては習慣化することは難しくなります。

例えば、お風呂に入った後に勉強しようと決めていたのに、お風呂に入る時間がバラバラになってしまうと習慣化できません。

共有スペースで勉強する場合も同様です。

つまり家族の行動もある程度習慣化されたほうが、子供の勉強の習慣化には良いのです。

「子供だけ頑張れ」ではなく、家族で応援してあげる体制を整えることが勉強を習慣化する近道です。

 

勉強法

 

 

子供に勉強の習慣作りをさせたいときに親が気を付けること5つ
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