こんな会話していませんか？
この会話、やる気を出すにはすごく危険な会話です。
もしかしたら、友達に気を使って思っていないことを言っているだけかもしれません。
しかし、本心ではなくても言葉にしてしまうとやる気が出なくなってしまいます。
この記事では何気ない一言や行動が
知らず知らずのうちに自分のやる気や続ける気持ちを無くしてしまう理由を解説します。
先ほどのようなやってはいけない会話とあわせて、
この性質をうまく使ってやる気を出す方法についても解説していきます。
勉強したくないの一言でやる気が出なくなる
- 勉強したくない
- この科目苦手
- やる気が出ない
ネガティブな言葉を言ったり、書いたりすると
- 勉強をしなくなる
- その科目が苦手になる
- やる気が出なくなる
友達が言っていたからそれにあわせて言っても同じ結果になります。
自分がどう思っていようが、ネガティブな言葉を言ってしまうと
それに向かって自動的に自分の行動が、決められてしまう危険性があるのです。
やる気は自動化できる
人というのはいつも考えて行動しているわけではありません。
考えなくても動けるように行動が自動化されています。
例えば、あなたが学校に行くときに
- 今日は学校に行こう
- 先に靴を履いて
- かばんは右手に持って
- 玄関を左手で開けて
- 右足から先に踏み出そう
とは考えないですよね。
いちいち考えていたら時間がかかるし、疲れます。
考えなくても良いように自動化されているはずです。
自動化されると、考えなくても行動できるので
余計なエネルギーを使わず、楽に継続できるようになります。
自動化を勉強に利用する
やる気が出なくて勉強ができないのなら
勉強をするためにどうやって自動化しようか考えればよいのです。
人には自動化するためのスイッチがいくつかあります。
そのスイッチを押せばよいのです。
毎日の勉強を自動化するスイッチ
スイッチの一つ『約束（コミットメント）』について例をあげて説明します。
アメリカのクリスマスプレゼントの話
お父さんが子供に、クリスマスプレゼントで欲しいおもちゃを買ってあげる約束をしました。
何が欲しいか聞いて、クリスマス前に買いに出かけたところ
ほしいおもちゃは売り切れていました。
お父さんは仕方がないので他に気に入りそうなおもちゃを子供に買ってあげました。
売り切れていたことを子供に伝えたら、
子供も納得したし、プレゼントもとても喜んでくれました。
それから2か月後、お父さんがおもちゃ屋さんに行ったところ、
クリスマスの時に約束したおもちゃが売っていました。
クリスマスの2か月後なので
子供におもちゃを買ってあげる理由もなかったのですが、
買ってしまっていました。
なぜなら欲しいおもちゃを買ってあげる約束を果たしていなかったため、
買ってしまったのです。
よく考えれば、
クリスマスは終わっているので買う必要はなかったのですが
約束したからという理由で自動的に買ってしまったのです。
約束の力とは
この話から分かることは
約束をしてしまうと、それを守らないといけないという力が
勝手に働くということです。
人は他の人から信頼されたい、よく見てほしいという性質があります。
その性質と約束の力が合わさって行動が自動化されてしまったのです。
約束というのは自分が何をするか他の人にはっきりと伝えることです。
自分が約束をしたつもりはなくても、
他の人に自分はどう思っているか伝えると
約束と同じ力が働き自分の行動が自動化されてしまうのです。
勉強のやる気をなくす約束の力
つまりこの記事の最初の会話のように
友達とやる気が出ないとかこの科目嫌いとか話してしまうと
約束したのと同じ効果が自分にかかります。
自分が思っていないことでも
言葉に出してしまうと同じ効果が出てしまうのです。
勉強のやる気を引き出す約束の力
自分が思っていなくても
言葉に出せば力を発揮してくれるのですから
まずは友達と一緒に
- 勉強大好き
- 毎日勉強する
- キライな科目を得意にする
とポジティブな会話をしてみましょう。
約束だけでなく宣言も有効です。
家族に
- 今日から毎日8時から勉強する
- 数学を得意にする
など宣言してみましょう。
紙に書くことも有効です。
自分との約束として紙に書きだしてみましょう。
他の人と約束したり宣言したりするよりも弱いですが、力が働きます。
まとめ
- ネガティブな会話をすると自分もその影響を受ける
- 約束の力を使って毎日の勉強を自動化する
- 自動化すると楽に継続できる
- 友達や家族との会話で約束や宣言をして自動化の力を利用しよう
