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中学生の定期テストで60点以上取るための勉強法2つ【歴史を例にあげます】

  • テスト前に一生懸命覚えてるけどいつも50点ぐらいだなぁ
  • 1回だけ70点取ったけどいつも70点以上行くにはどうしたらいいのかな?
  • もう少しいい点数を取りたいなぁ。

テスト前に暗記して今回はいけると思ってもうまくいかないときありますよね。

暗記だけではなく理解することがさらなる点数アップには必要です。

 

この記事を読んでわかること

  • 一つのことがらをより深く理解する方法がわかる。
  • 複数のことがらを利用して広く覚える方法がわかる。

 

ブログを書いている人はこんな人

私は塾を経営していて、理解の深まる勉強方法を指導をするようになってから、生徒の合格実績が向上しました。

開業2年目以降は9割の生徒が第1志望を合格しています。

この記事では理解の深まる勉強方法のうち

知識を深めることと広げることについて解説します。

おとなになっても使えるコンセプトマップという手法も紹介します。

参考図書はアーリック・ボーサー著 『Learn Better』(アメリカamazon2017年ベストサイエンス書)です。 

 

■結論

知識を

  • 深めること
  • 広げること

を行いましょう。

深める方法は

  • 自分の言葉で言い直してみる
  • 覚えたことがらをそれはなぜそうなったか問いかける

広げる方法は

  • 覚えた言葉に関連する言葉を見つける
  • コンセプトマップで書き出してみる

これらを使いこなせるようにしていきましょう。

 

中学生の勉強範囲で知識を深める方法

自分の言葉で言い直してみる

例えば教科書に

1600年徳川家康は関ヶ原の戦いで石田三成を破った。

という文章を

15世紀最後の年に徳川家康は関ヶ原の戦いで石田三成に勝った

というように言いなおします。

1600年⇒15世紀最後の年 

破る⇒勝つ

のように人物名以外を言い換えています。

年号は暗記しなくても良いです。

どのような時系列で事件が起きているか理解することが大事です。

だいたい『いつぐらい』ということを色々な言い方で表現できると良いです。

  • ◯◯年代の初め頃
  • ◯世紀前半 
  • ◯世紀中頃 
  • ◯世紀後半

のような言い方をいくつか持っておきましょう。

破るという言葉をもしかしたら知らないかもしれません。

歴史なら謀反や譲位のように、その教科ならではの言葉があります。

その言葉を本当にわかっているか言い換えを使うことで確認できます。

うまく言い換えできないようならその言葉を調べたり先生に聞くようにしましょう。

なぜそうなったか問いかける

1600年徳川家康は関ヶ原の戦いで石田三成を破った。

50点以下の生徒の多くは

  • 徳川家康
  • 関ヶ原の戦い
  • 石田三成

は覚えていますが、その人達や戦い、事件がなぜ起きたか覚えることができていません。

この文章なら

  • なぜ徳川家康は戦ったのか
  • なぜ石田三成は戦ったのか
  • なぜ関ヶ原の戦いが起きたのか

のように覚えた言葉に『なぜ』と問いかけてみましょう。

  • 徳川家康は豊臣秀吉が築いた政権の跡を狙い
  • 石田三成は豊臣秀吉が築いた政権を維持するため
  • 関ケ原で戦った

のように一つ一つの『なぜ』に答えられるようにしましょう.

これができていれば、短い記述問題もできるようになります。

 

中学生の勉強で知識を広げる方法

覚えた言葉に関連する言葉を見つける

例えば関ヶ原の戦いなら

戦いなので他に『戦い』で覚えている用語がないか考えてみましょう。

  • 山崎の戦い
  • 長篠の戦い

のように戦いつながりでいくつか思い浮かべます。

そうしたら山崎の戦いは『誰が』『何をしたか』について考えてみましょう。

  • 山崎の戦い
  • 明智光秀と羽柴秀吉が戦い、羽柴秀吉が勝った

のように人物名が出てきます。

そうしたら明智光秀で思い浮かぶ言葉を考えてみましょう。

  • 織田信長
  • 本能寺の変
  • 比叡山焼き討ち

のようにまた言葉が出てくるので・・・

このようにどんどん言葉から連想していくと今まで一つ一つバラバラの人物名や出来事がつながっていきます。

またこれを書き出すことでよりわかりやすくなります。

 

コンセプトマップを使った勉強法

先程出たキーワードを書き出すときにコンセプトマップというもので書いてみましょう。

コンセプトマップとは

コーネル大学のジョセフ・D・ノヴァクらが1970年代に開発したもので、学生の科学的知識を表現する手段として考案されたものであった。
その後、各種教育のツールとして使われ、同時に個人やチームの専門知識の表現方法として、教育だけでなく、企業や政府でも使われるようになっていった。

Wikipediaより

 

勉強に使うものですが、使いこなせるようになると大人になったときも仕事で役に立つ手法です。

 

このように書いていくと

織田信長、明智光秀、豊臣秀吉、徳川家康が関わった戦いがわかるようになります。

戦いだけでなく、

  • 織田信長の楽市楽座
  • 豊臣秀吉の刀狩りや兵農分離

のような政策なども加えるとよりつながりが分かるようになります。

  • 楽市楽座はなぜ行われたか
  • 刀狩りはなぜ行われたか

というように『なぜ』の方法と組み合わせることでコンセプトマップはさらに広がっていきます。

 

勉強まとめ

50点以上を目指す場合は用語の暗記だけでなく理解するようにしましょう。

理解するには知識を深める、広げる方向があります。

自分の言葉で言い直したり、なぜそうなったか問いかけることで知識は深まります。

覚えた用語に関連する言葉をつなげていくことで知識は広がっていきます。

コンセプトマップを使った関連付けをしていくことでより深く理解できるようになります。

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