- 学校の先生に言われたからこの範囲を勉強しよう
- 塾でここをやるように言われたからやろう
中学生のうちにこの考え方を変えていきましょう。
ブログを書いている人はこんな人
私は塾を経営していて、心理学で研究された勉強の仕方や考え方を指導するようになってから、生徒の合格実績が向上しました。
開業2年目以降は9割の生徒が第1志望を合格しています。
この記事では自分自身への問いかけを利用した勉強方法について共有させていただきます。
参考図書はアーリック・ボーサー著 『Learn Better』(アメリカamazon2017年ベストサイエンス書)です。
『勉強は難しくて当たり前』と考えられるようになればあなたはもう立派な大人になれます。
ただしこの考えにたどり着くためにいくつか条件があります。
- 勉強は難しい理由を知っていること
- 勉強をして成長を感じること
- 自分の頑張りを信じられること
この3つを知り経験できれば『勉強は難しくて当たり前』でも努力をすれば『自分の努力は報われる』から頑張れるという信念を形成できます。
この記事ではそんなマインドを持つにはどう考えどう実行すればよいかを解説します。
中学からの勉強が難しい理由
勉強が難しい理由は簡単です。
自分の『知らないこと』を覚えるからです。
中学生になると
- 範囲が広くなる
- 内容もより深くなる
この2つによって、
- 何を知っているか
- 何を知らないか
があやふやになります。
自分の『知らないこと』を覚えたくても、何が『知らないこと』かわからないので
勉強しても結果が出ないと感じてしまいます。
勉強しても結果が出ないと感じる理由
勉強するときに
- すでに知っていること・・・簡単すぎて頑張った気がしない
- 難しすぎること・・・手につかず何もできない
を勉強してしまっているからです。
勉強するときに一番効果が高いのは
まだ理解していないところの中で一番簡単なところを勉強することです。
考えてみれば当たり前のことですが、ほとんどの人はこれができません。
中学生からは勉強をするための先生を自分の中に作ろう
学校や塾の先生が自分に合ったところを考えてくれるかもしれません。
個別指導の塾はそれを売りにしていますし、教わるなら個人指導が一番効果が高いです。
教育心理学者のベンジャミンブルームは、個人指導は他の教育法に比べて2倍の効果があるとしています。
効果の高い個人指導の先生の役割は次の3つです。
- フィードバックをたくさんしてくれる
- 生徒の知識レベルにあわせてちょうどよい難しさの課題を与えられる
- やる気を出させてくれる
先生がいるうちは教われば良いですが、いつまでも子供ではいられませんよね。
いつかは自分で勉強をしないといけません。
自分の中に先生を作りこの3つを自分で行えるようにしましょう。
- 自分でフィードバックをたくさん行う
- 自分の知識レベルにあわせてちょうどよい難しさの課題を作る
- 自分でやる気を出す
この3つを自分で行う方法を解説します。
勉強のフィードバックを行う
フィードバックとは自分がテストをした後に
- どこができたか
- どこができなかったか
わからないところをはっきりさせて次の勉強につなげることです。
先生に頼らず自分でやるには『自己テスト』をすればよいです。
教科書や問題集を見て
- ここは知っているのか
- 知っているならどういうことか
- ここは知らないのか
- どの程度知らないのか
- 一字一句全く知らないのか
- それとも知っているところがあるのか
- 具体的に何を知っていて何を知らないのか
のように自分への問いかけを行いましょう。
自分が思っているよりももっと細かく問いかけると、よりはっきりさせることができます。
このブログでは毎回言いますが、頭の中で考えるだけでなく必ず紙に書きだしましょう。
勉強するのにちょうどよい難しさの課題
自分に問いかけて知っていることをすべてノートに書き出してみましょう。
覚えやすいのは知っていることに関連付けられる内容です。
- 自分の知っていることを紙に書きだす
- その中で関連付けられそうなものを探す
この手順で自分の知らない一番簡単なものを見つけましょう。
自分でやる気を出す
自分でやる気を出す方法は自分をほめることです。
自分で
- 知っているところ
- 知らないところ
を発見し
知らないところを一つずつ覚えたら、勉強したかいがありますよね。
勉強が終わったら自分をほめるために何を覚えたか必ず確認ましょう。
自分をほめることができれば次の勉強のやる気につながります。
勉強をして成長を感じられる中学生になろう
勉強において成長とは何かを覚えたことです。
勉強したらもう一度自己テストをしてみましょう。
- わかるところが増えた
- わかるところが増えていなかった
どちらかですよね。
そうしたらまた次に何を勉強すればよいか関連付けられるところを探して次の勉強をしてみましょう。
勉強して一つ覚えられたら自分で自分をほめよう
覚えられたということは成長したということです。
誰に言われるでもなく自分で成長できたのですから思いっきり自分をほめましょう。
覚えられていなかったら
- ちょっと苦戦したな
- 理想には届いていないな
と思うようにしましょう。
極端な考えはやめましょう。
- 全然ダメだ!
- 失敗した!
と思ってしまうとやる気もなくなります。
人というのはロボットではないので
- 0か100
- 〇か×
というのはほとんどありません。
勉強ならここまでは出来た あと少しなどのように考えましょう。
勉強している時点で成果なしのはずはありません。
〇か×の思考を捨てることができれば、自分をほめる回数も増えます。
中学生のうちに自分の頑張りを信じられる人になろう
勉強が難しいのは自分の知らないことを学ぶからです。
誰かに言われてやった勉強ではなく、
- 自分で何を学ぶか考え
- 頑張って覚えて
- その結果成長を感じる
自分だけでも頑張れば成長できるんだという経験をすれば
頑張れば成長できるという成功体験を得られます。
それが自分の頑張りを信じられるということです。
誰かに頑張れば報われるといわれても心の底からは信じられないと思います。
しかし実際に体験すればそれが本当のことだと思えるのです。
勉強まとめ
『勉強は難しくて当たり前』でも努力をすれば『自分の努力は報われる』から頑張れる
勉強は難しい・・・自分の知らないことを覚えていくのだから難しいのです。
努力をすれば・・・先生に教わることを卒業して自分に問いかけて自分で課題を設定出来るようにしましょう。
自分の努力は報われる・・・自分自身で成長できたか問いかけよう。