この記事では性格を8タイプに分けて、考え方や物事の進め方のタイプを解説します。
アメリカの名門校であるコロンビア大学の社会心理学者ハイディ・グラント・ハルバーソンさんが書いた
『やる気が上がる8つのスイッチ』から性格診断を紹介します。
性格別診断のあとは、やる気を出すために何を目指せばよいか説明します。
性格診断3つの質問
勉強に対する考え方のクセ
人それぞれ考え方にはクセがあります。
勉強のやる気に関係する考え方のクセは大きく分けて2つあります。
結果タイプ
1つは勉強をするときに結果を大事にするタイプです。
勉強をするなら
- テストの点数が一番大事
- 高い点数を取って自分がすごいと感じたい
- 人にすごいと言われたり褒められたい
50点よりも90点のほうが絶対に価値があると思っています。
成長タイプ
勉強をするときに自分が成長することを大事にするタイプです。
勉強するなら
- 平均点は気にしない
- 以前よりも良い点を取りたい
- 褒められるよりも自分の成長がうれしい
90点も50点も関係なく、以前の自分の点数よりも高ければどちらでもうれしいです。
まずは結果タイプか成長タイプか選んでみましょう。
勉強の進め方の違い
勉強の進め方の違いも2つに分けられるのでどちらか選んでみましょう。
達成タイプ
楽しさや達成感を大事にするタイプです。
- 夏休みの宿題はぎりぎりの終わらせる
- やりたいことを先にやる
- 楽しそうなことは全力
嬉しかったり楽しかったりすることはやる気を出すことができるタイプでもあります。
慎重タイプ
- 夏休みの宿題は先に終わらせる
- 怒られそうだと感じたらやらない
- 今のやり方をあまり変えないほうが安心
いやなことを避けるためにやる気を出すタイプでもあります。
課題に対して自信がある、自信がない
自信がある状態を自己効力感が高いと言います。
詳しくは
『やる気が出る自己効力感とは』で解説しています。
ここでは単純に課題(勉強など)に自信がある自信がないのどちらかを選んでください。
性格診断の結果発表
ここまでで大きく3つの性格診断でそれぞれ2パターンを上げていきました。
全部で8パターンあります。
まずはどれが良いか悪いかを考えずに自分の当てはまるものを見てください。
①結果+達成+自信あり
やる気もあって成功経験もあるため自分に自信を持っています。
しかし自分の失敗や親しい人からの注意などから学べず、同じ失敗をすることが多いです。
②結果+達成+自信なし
わからないのにわからないと言えないタイプです。
自分自身に対して厳しく褒められても素直に受け取れないタイプでもあります。
③結果+慎重+自信あり
やる気があり、几帳面な一面もあり信頼されるタイプです。
反面、今のままでよいと思う傾向があり、周りの人の成長についていけなくなります。
④結果+慎重+自信なし
他の人に頼らず自分で頑張りたいタイプです。
自分自身に対して厳しく褒められても素直に受け取れないタイプでもあります。
⑤成長+達成+自信あり
物事を成し遂げることができる力があります。
その力を最大限使えるようにしていけばよいです。
⑥成長+達成+自信なし
やる気はありますが、まだ失敗してしまうことがあるタイプです。
周りの人からやる気が空回りしているように見られるタイプでもあります。
⑦成長+慎重+自信あり
物事を成し遂げることができる力があります。
その力を今まで通りコツコツ継続して使い続けていけばよいです。
⑧成長+慎重+自信なし
やる気はありますが、まだ失敗してしまうことがあるタイプです。
周りの人からはもっと早くとせかされてしまうタイプでもあります。
どうでしたか?自分の番号は何番でしたか?
成長を第一に考え、自分に自信があると、様々なことにチャレンジしてそれを成し遂げる力がつくようになります。
そのため、成長+自信ありの⑤と⑦のタイプを目指していくと良いです。
考え方のクセを自分が成長することを大事にすることから始めましょう。
成長することを大事にする考え方が無いと、自信を持つために努力をしても長続きしません。
成長思考(成長することが大事)になろう
成長することを大事にする考え方になる方法を説明します。
成長思考になるには次の4つを心がけましょう。
- 言葉に気をつける
- 生まれつきの能力を信じない
- 他人と比較しない
- 根気よく続ける
一つずつ解説していきます。
目標を立てるときに言葉を足す
この言葉をつけて自分の考え方を変えていきましょう。
学びたい
いままで・・・テストで90点取りたい
これから・・・今度のテストで90点取るために必要なことを学びたい
良くしたい
いままで・・・部活の大会で優勝したい
これから・・・部活の大会で優勝するために練習内容を良くしたい
成長したい
いままで・・・子供扱いされたくない
これから・・・子供扱いされないために内面も成長したい
他にも
- 発展させたい
- 前進したい
- 将来は○○するために学びたい成長したい
などがあります。
何かチャレンジしたいことがあるときに言葉の後ろにこの言葉をつけることで
自分に成長が大事ということを意識に植え付けることができます。
結果は生まれついての能力の差ではない!
学力、能力があるからうまくいくという考えはやめましょう。
16才なら生まれてから16年分積み重ねてきた姿が今のあなたです。
学力や能力というのはどこかにあるものではありません。
積み重ねた結果にあるものです。
もし今の自分が理想像と離れているなら、時間をかけて自分をその理想像に近づけるために自己成長することが大事という考え方を持ちましょう。
結果を他の人と比べない
比べるのは他の人ではなく、過去の自分です。
友達の点数が良くても悪くても自分の点数が上がることはありません。
自分が変えることができるのは自分自身だけです。
そして過去の自分はもう変えられません。変えられるのは今と未来の自分です。
未来の自分を変えるには、今の自分が成長のために行動することです。
そして過去の自分と比べてみて成長を実感してみてください。
根気よく続ける
自分は成長を大事にするんだという気持ちをもって
根気よく続けていきましょう。
しかしすぐに結果は出ません。
3日3ヶ月3年という言葉があります。
芸事や修行の心構えが由来の言葉で、
3日我慢できれば3ヶ月は耐えられる。
3ヶ月耐えられれば3年は頑張れる。
3年続けば一生続けることができると言われています。
3ヶ月で過去の自分とは全然違うことを実感できます。
3年続けることができれば、すでにあなたは圧倒的な成長を遂げているでしょう。
まとめ
- やる気を出す方法はいろいろな方法がある。
- 自分に合った方法がないかいろいろ試してみよう
- 結果を重視するよりも自分の成長を重視しよう
- 意識を変えるには自分の成長に関する言葉を口ぐせにしよう
- 比べるのは他人ではなく過去の自分です
- 3か月続ければ過去の自分と全然違うことがわかり、3年続ければ圧倒的に成長しています。