- みんな一生懸命頑張ってるなぁ
- 自分はすぐに飽きちゃって続かないなぁ
- どうしてなんだろう?
- 何か熱中できるものを見つけたい。
熱中して頑張っている姿を見るとうらやましいですよね。でも大丈夫。
いつでも熱中できることを探すことができますよ。
この記事を読んでわかること
- 熱中できるものの探し方がわかります。
- 熱中することが『やり抜く力』につながることがわかります。
ブログを書いている人はこんな人
私は塾を経営していて、やる気の出る指導をするようになってから、生徒の合格実績が向上しました。
開業2年目以降は9割の生徒が第1志望を合格しています。
この記事ではその中の一つやり抜く力について共有させていただきます。
参考図書はアンジェラ・ダックワース著 神崎朗子訳『GRIT やり抜く力』です。
■結論
途中で飽きずに『やり抜く力』こそが大人になって何かを達成するうえで必要な力です。
『やり抜く力』に必要な要素は
- 情熱
- 粘り強さ
の2つです。
好きなことに熱中できるというのが情熱です。
自分の中で『これは大事なこと』ということが明確になれば熱中できます。
『これは大事なこと』というのはその熱中しているものに『価値がある』と思っている状態です。
『価値があるもの』の探し方について説明します。
自分の『価値があるもの』を見つけることで熱中することができるようになります。
勉強を『やり抜く力』とは
『やり抜く力』とは
- やりたいこと
- 目指したいこと
を達成するために必要な力です。
頑張ると『やり抜く』は違います。
目的があって長い期間頑張るために必要な力が『やり抜く力』です。
『やり抜く力』は生まれ持った力よりも大切
何かを達成したい場合『やり抜く力』が必要ですが、
達成する公式があります。
才能×努力=技能 技能×努力=達成
才能とは生まれ持った力です。
この公式の『努力』は『やり抜く力』のことです。日々の努力をやり抜くことです。
技能とは作曲家なら作曲する能力 スポーツ選手ならその競技をうまくできる能力です。
この式に以下の2人を当てはめて比べてみましょう。
- 才能=4 努力=1 の人 (才能あふれる天才)
- 才能=2 努力=2 の人 (やり抜く力を持っている人)
才能4×努力1=技能4 技能4×努力1=達成4
才能2×努力2=技能4 技能4×努力2=達成8
『才能あふれる天才』は『やり抜く力を持っている人』と比べると半分のことしか達成できません。
どんなに才能がある人でも『やり抜く力』が無ければ何かを達成することはできないのです。
あなたの友達で、すごいな生まれつきの才能が違うんだなと思う人がいても、その人は才能ではなく『やり抜く力』がすごいのではないでしょうか?
勉強の『やり抜く力』を分解する
『やり抜く力』というのは情熱×粘り強さです。
情熱というのは好きなことに打ち込むことです。
好きなことというのは自分の中で『価値のあること』です。
他人にはわからないかもしれないけど、自分にとってこれが一番価値があると思えることなら情熱をかけて夢中になれます。
情熱と楽しいは少し違う
楽しめているものはたくさんあると思います。
- 部活
- ゲーム
- 遊ぶこと
- 勉強
などですよね。他にもあると思います。
ではその中で自分が一番価値があると思えるものはありますか?
もし無いようでしたらこの先を読み進めて見てください。
考えるヒントがあります。
『価値』とは何か
価値を見つけることができれば自然とそのことに情熱をもって取り組むことができます。
サッカーの本田選手や野球のイチロー選手の小学校の卒業文集は『価値』を表す良い例です。
ここでは本田圭佑選手の卒業文集を引用します。
サッカーACミラン 本田圭佑選手・小学校卒業文集
作文「将来の夢」ユニクロ新聞広告 全文ぼくは大人になったら
世界一のサッカー選手になりたいと言うよりなる。世界一になるには 世界一練習しないとダメだ。
だから 今 ぼくはガンバっている。
今はヘタだけれどガンバって 必ず世界一になる。そして 世界一になったら
大金持ちになって 親孝行する。Wカップで有名になって ぼくは外国から呼ばれて
ヨーロッパのセリエAに入団します。
そして レギュラーになって 10番で活躍します。
一年間の給料は40億円はほしいです。
プーマとけいやくしてスパイクやジャンバーを作り
世界中の人がこのぼくが作ったスパイクやジャンバーを
買って行ってくれることを夢みている。一方 世界中のみんなが注目し
直筆スゴイ!☆ サッカー本田圭佑・小学校作文「将来の夢」新聞広告
世界中で一番さわぐ 4年に一度のWカップに出場します。
セリエAで活躍しているぼくは 日本に帰り
ミーティングをし 10番をもらってチームの看板です。
ブラジルと決勝戦をし 2対1でブラジルを破りたいです。
この得点も兄と力を合わせ 世界の競ごうをうまくかわし
いいパスをだし合って得点を入れることがぼくの夢です。
http://bentoudousuru.blog.fc2.com/blog-entry-126.html?sp より引用しました。
サッカーにどんな価値があるか考え抜いた結果だと思います。
お金のことも書いてありますよね。これこそ考え抜いた証です。
なんとなくプロ選手になりたいではなく、
- プロ選手とはどういうものか
- それによって何を得るのか
- 自分の人生がどうなるか
まで考えたからこそ世界一の練習を情熱をもってずっと続けられたのです。
『今はヘタだけど』とあるように自分よりも才能のある人にも出会ったことがあるのでしょう。
しかし『やり抜く力』で日本一の選手になりましたよね。
別に本田選手やイチロー選手のようなビックな人を目指す必要はありません。
しかし大なり小なり何のために頑張るのかを考え抜くことは必要です。
次の章ではどうやって考え抜けばよいかについて説明します。
生活の中で行動する目的を考える
- 学校で授業を受ける
- 部活を頑張る
- 習い事、塾に通う
- ゲームしたり遊んだりする
一日の中でやっていることがあると思います。
この一つ一つにどんな目的や目標があるか考えてみましょう。
ここでは学校の授業を例にして考えてみましょう。
いま学校の授業で習っていることは次のテスト範囲ですよね。
真剣に授業を受ければ次のテストで良い点数が取れるかもしれませんよね。
テストでよい点数を取るのは何か目的があるのでしょうか?
良い点数をとることであなたが得るものは何ですか?
良い点数を取ることで
- 中学生なら内申点
- 高校生なら評定
高ければ推薦が取れるからでしょうか。
推薦が目標なら具体的にどこの高校や大学の推薦ですか?
その高校や大学はなぜ行きたいのですか?
何を学びたいのですか?
その学んだ力は何に生かしたいのですか?
学んだ力を生かすことであなたは何を得られるのですか?
その得たものであなたは何をしたいのですか?
というようにどんどん『なぜ?』を繰り返していきましょう。
そうすることで自分の本当の目標を見つけてみてください。
わからないことは調べたり、親や先生と話し合ってみるのも良いでしょう。
ただしすぐに答えが出るものではありません。
毎日少しずつ時間をかけてじっくり考え抜いてみてください。
このブログでは何回も言いますが、頭の中だけで考えるのではなく書き出してみてください。
価値があるものを早く探し始めることでより良い人生が送れる
最終的に見つけたものが最上位の目標です。
そしてそれは人生の哲学です。
大人でも見つけている人は多くないです。
反面、本田選手やイチロー選手のように小学生のうちから見つけて『やり抜く力』に変えている人もいます。
つまりいつからでも最上位の目標というのは見つけられますし、見つけるのが早いほどその後の人生を楽しく熱中することができます。
この記事を参考に勉強や部活、遊びなんでもいいです。
自分が好きなことについてなぜそれをやるのか考え抜いて楽しい人生を歩んでみましょう。
今からできることは、あなたが自分に価値のあることを考え抜くことです。
そこからが本当の『やり抜く力』の始まりです。
価値の探し方のヒントです。これを使って自分に問いかけてみてください。
- なぜそれをやるのか
- 目的は何か
- それをやって得るものはあるか
- どうしてその進路にしたいのか
- 具体的な進路は何か
- なにを学びたいのか
- 学んだ力で何をしたいのか
- 学んだ力を生かすことで何を得られるのか
- 得たもので何をしたいのか
人生のビジョンについても考えてみると良いでしょう。