緊張しすぎないためには生活習慣が大事です。
『早く起きなさい』『よく噛んで食べなさい』『姿勢を良くしなさい』
言われたことないですか?
これらは緊張と深いかかわりがあります。
この記事を読んでわかること
- セロトニンは緊張を緩和する
- セロトニン不足は生活習慣が原因
ブログを書いている人はこんな人
私は塾を経営しています。
本番に強い弱いは生活習慣が大きなカギを握っていると知ってから、保護者の方にもアドバイスするようになりました。
受験は一発勝負なのでいい状態で臨みたいですよね。
緊張せず自分のベストを尽くすには生活習慣を含めて対策することが必要です。
参考図書
樺沢紫苑著 いい緊張は能力を2倍にする
■結論
緊張を引き起こすノルアドレナリンという脳内物質が暴走すると、緊張しすぎて力が出せません。
その暴走を抑える役割を持つのがセロトニンという脳内物質です。
毎回本番で緊張してしまう人はセロトニンが不足している可能性があります。
セロトニンの分泌は午前の過ごし方が大事です。
- 良く寝て朝日を浴びる
- 朝ご飯をよく噛んで食べる
- リズムよく歩く
- 笑顔で姿勢をよくする
この4つがセロトニン不足にならないための習慣です。
受験本番で緊張しすぎないために朝ご飯をよく噛んで食べよう!【セロトニンが大事です】
ノルアドレナリンという脳内物質は集中力を引き出してくれますが、暴走すると緊張して頭が真っ白になってしまいます。
その暴走を抑える役割を持つのがセロトニンという脳内物質です。
毎回緊張してしまう場合はセロトニンが不足している可能性があります。
セロトニン不足は受験本番の緊張以外にも悪影響が出る
緊張しすぎてしまう以外にもセロトニンが不足すると悪影響がたくさん出てきます。
- なんとなくいつもイライラする
- やる気が起きない
- 急に友達がよそよそしくなった
- 学校に行きたくない
- 眠れない
セロトニン不足がこれらすべての原因ではないですが、一因として考えられます。
セロトニンは朝の陽の光を浴びてから作り始めます。そして午前中はどんどん作ってセロトニンを増やしていきます。
昼を過ぎたあたりから、作る量が減ってきて、夜になるとセロトニンを原料にしてメラトニンという眠るための物質を作ります。
午後はあまりセロトニンは作られないので午前中にたくさんセロトニンを作っておかないといけないのです。
つまりセロトニン不足は午前の過ごし方に原因があるということです。
受験の本番で緊張しないための生活習慣
- 早く起きて朝日を浴びる
- 朝ご飯をよく噛んで食べる
- リズムよく歩く
- 笑顔で姿勢をよくする
この4つがセロトニン不足にならないための習慣です。
①朝日を浴びる
目が覚めたらカーテンを開けて陽の光を目いっぱい浴びましょう!
陽の光を浴びることで、脳がセロトニンを作り始めます。
午前中にセロトニンがたくさん作られるのですから、早く起きたほうが作る時間も多くなりますよね。
『早く起きなさい』はとても大事ということです。
早く起きてセロトニンがたくさん作られている人は、その分睡眠に必要なメラトニンという物質も多く作られてよく眠ることができます。
学校で何か嫌なことがあって眠れなくなったときほど、早く起きてセロトニンをたくさん作ってよく眠れるようにした方が良いです。
②朝ご飯をよく噛んで食べる
セロトニンのもとになるトリプトファンをとらないといけません。トリプトファンは摂取してから30分程で脳に栄養が到達するというデータがあります。
つまり朝食べなければセロトニンを作る材料が脳に行かないので作れなくなってしまうのです。
たいていの食材にはトリプトファンは含まれているので、嫌いなものをあえて食べないといけないということはないです。
- 植物性タンパク質
- 糖質
- ビタミンB6
これらが3つそろうとトリプトファンを脳に送りやすくしてくれるので一緒に食べるようにしましょう。
食べるときはよく噛んで食べてください。
この後で説明する、リズム、笑顔にも影響します。
③リズムよく歩く
1,2,1,2というように一定のリズム感を伴う運動がセロトニンの生成を活発にします。
学校へ行くときにダラダラ歩いたり、慌てて走ったりするよりも、リズムよく1,2,1,2とリズムを刻んで歩くようにすると良いです。
『朝ご飯をよく噛んで食べよう!』というのも同じです。リズムよく、1,2,1,2と何回も噛んで食べましょう。
④笑顔で姿勢をよくする
セロトニンがコントロールしているのが表情筋と抗重力筋です。
表情筋は顔の筋肉です。笑顔や変顔をする時に使う筋肉です。
抗重力筋は背筋を伸ばして胸を張る筋肉です。つまり姿勢をよくする時に使う筋肉です。
表情筋、抗重力筋を使うことでセロトニンが活性化します。
緊張すると笑顔がひきつってしまいますよね。
緊張してしまってあがっている人は胸を張って良い姿勢ではないですよね。
これらはセロトニンが関係しているからです。
朝ご飯を食べるときもよく噛むことで、あごを動かす筋肉(咬筋)が良く動いて表情筋に影響を与えます。
(よく噛んで食べて咬筋と表情筋を動かせばあご回りもシュッとしますよ!)
- 早く起きて朝日を浴びる
- 朝ご飯をよく噛んで食べる
- リズムよく歩く
- 笑顔で姿勢をよくする
『朝ご飯をよく噛んで食べる』ことは、
- 朝ご飯を食べる時間を作るために早く起きる
- リズムよくかむことでセロトニンを活性化
- 噛むときに使う筋肉が表情筋にも影響する
①~④すべてに関係するので必ず習慣化しましょう。