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勉強中に休憩する理由と4つの方法

勉強をしていて集中力が切れるときがあります。

なぜなら本来、人間は目の前の1つのことに集中しにくいようにできているからです。

これは人間の歴史から理由を説明できます。

安全なところで目の前の一つのことだけに集中できるようになったのは、せいぜい2000~4000年くらいです。それ以前の数百万年間は天敵がいないか、獲物はいないか、いつもいろいろなところに注意を配っていました。目の前の1つのことに集中していたら死んでしまうのです。

しかし長い時間の集中は練習すればできるようになります。

長い時間集中するためには休憩することも必要です。

この記事では集中する4つの方法を解説します。休憩をはさみながら集中していきましょう。

  

勉強に集中できなくなったら休憩しよう

勉強に集中できなくなったら休憩しよう

集中するための様々な方法を試してみても、どうしても集中できないときがあります。

そのときに、『自分は集中できないのか』と考えずに、『今はちょっと集中できそうにないから休憩して取り戻すぞ』のようにいったん休むことです。

『自分は集中できないのか』と言って自分を責めるとストレスもかかって精神的にもまいってしまいます。

最悪の場合、集中できないという自己イメージがついてしまうので集中できないときもあることを知っておくことはとても大事です。

自己イメージについて記事を書いています。(このページの最後にリンクがあります。)

 

つまり

集中が続かないときはあきらめましょう。

勉強をしていて集中が途切れたら、いったん勉強で集中することをあきらめて別のことをしましょう。

 

勉強中に休憩する理由

なぜ休むかというと、集中が切れる一番の原因が疲れだからです。

体を動かしてないのだから疲れていないと思うかもしれません。

集中できないときは脳が疲れていると思って休ませましょう。

脳をいったん休めることでまた集中できるようになります。

 

勉強中に行う4つの休憩方法

勉強中に行う4つの休憩方法

勉強中の休憩方法は4つあります。

  • 目をつぶる
  • 他のことをする
  • 体を動かす
  • ハードな運動をする

どれもそれほど長い時間をかけてするものではありません。少しの休憩なら集中した状態に戻るのも早いです。

 

勉強をいったんやめて目をつぶる

人の脳は見えたものが何かを考えるためいつも働いています

脳の機能は、8割以上を視界に入ったものの処理に使っています。

つまり目を開けているだけで脳を最低でも8割使用しているのです。

そのため、集中できないなと感じたら1分程度でいいので目を閉じてみましょう。

1分休憩だけでも、もう一度集中するには十分な休憩になります。

そのまま眠らないように注意!

ですが、眠っちゃったらしょうがない。その日は終わりにしましょう。

 

勉強とは別のことをする

勉強のように難しいことばかりをするのではなく、簡単なこともしてみましょう。

集中できなくなってきたと思ったら、

  • 明日の準備をする
  • 机の上を拭く

このような簡単ですぐに終わる作業を挟むことで脳も少し休むことができます。

 

机から離れて体を動かす

立ち上がって伸びをしたり、トイレに行ったりすることで脳が休まります。

10分程度の散歩も良いとされています。

勉強やデスクワークよりも体を動かすことのほうが簡単なので脳が少し休むことができます。

 

ハードな運動をする

これはあまり勉強の合間にはできないと思いますが、50メートルでも100メートルでも全力ダッシュをしてみましょう。

全力ダッシュをしている間は、ほかのことは考えられないですよね。

難しいことで脳はいっぱいいっぱいになっていましたが、全力ダッシュで脳は一度空っぽになります。

そうするとまた集中できるようになります。

 

勉強中に休憩なしは損している

勉強中に休憩なし破損している

なぜ集中したいのでしょうか?

集中することが目的ではなく、たくさんのことを覚えたりできるようになるために集中したいのですよね。

ここでは簡単なシミュレーションを通じて集中状態の時間を増やすことについて説明します。

 

  1. 3時間のうち10分休憩を3回入れて、2時間半勉強する人
  2. 3時間休憩なしで勉強し続ける人

条件

  • 2人とも1日に3時間勉強するとします。
  • 2人とも集中状態だと10個覚えられます。集中が切れると5個しか覚えられません。

このような仮定で比べてみましょう。

①の人は集中が切れそうなときに休憩を入れたので、2時間半集中状態で勉強できました。25個覚えられます。

②の人は仮に1時間で集中が切れてしまった場合、

集中できた1時間で10個

残りの2時間は集中力が落ちてしまったので1時間に5個ずつ

計20個しか覚えられません。

 

簡単なシミュレーションですが、この場合休憩した人のほうが5個多く覚えられます。

このように、休憩なしでずっと勉強している人は損しているのです。

 

受験勉強になるともっと差が開く

この簡単な計算でも、1日で5個の差がつきます。

定期テスト前なら2週間勉強するとして70個も差がつきます

高校受験なら半年くらい、大学受験なら1年くらいとしたらものすごい差がつくことがわかりますよね。

集中が高い時間をいかに伸ばすかではなく、

長い期間のうち集中できている時間をいかに増やすかを考えて

積極的に休憩をしてみましょう。

 

勉強のまとめ

集中できない自分を責めると自己イメージがついてよけいに集中できなくなる

集中できないときは脳がつかれていると思うようにする

休憩方法は次の4つ

  • 目をつぶる
  • 他のことをする
  • 体を動かす
  • ハードな運動をする

集中できている時間を増やすために休憩をしよう

 

集中することで成果が上がると『自分は集中できる人間だ』というイメージが出来上がってきます。

自己イメージがあると何事にも積極的に取り組むことができるので自己イメージも作っていきましょう。

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