- 勉強始められるようになったけど、すぐに飽きてしまう
- なんで勉強に集中できないんだろう
- 勉強に集中する方法を知りたい!
こんな疑問にお答えします。
集中力が低いのは脳の仕組みによるところが大きいです。
脳の仕組みを理解したうえで集中力を高める簡単なトレーニングをしましょう。
この方法で練習すれば
今よりも集中して勉強を続けることができますし、
自分に自信を持てるようになります。
集中できない理由は『新しい脳』を使いこなせていないから
なかなか集中できない理由は集中する力がまだついていないからです。
小さいころからずっと反復して同じことをしている場合(習い事や学校の授業)は、集中できているかもしれません。
しかし難しいこと、慣れていないことは集中できていないのではないでしょうか?
これには理由があります。
小学校高学年くらいから発達する
脳の新しい部分を鍛えていないと集中できないのです。
集中力を高めるために知っておきたい『古い脳』と『新しい脳』
人の脳には『古い脳』と『新しい脳』に分けることができます。
『古い脳』とは
へびやとかげなどの爬虫類から馬や牛などの哺乳類まであらゆる動物が『古い脳』を持っています。
『古い脳』の具体的な役割は
二本足で立ったりする姿勢の制御や寝たり、食べたり、呼吸をしたりするなど生きていくために必要な働きをつかさどります。
そのほかに外敵に対して怖がったり不安を感じたりすることも『古い脳』の役割です。
『新しい脳』とは
『新しい脳』は人が進化する過程で手に入れた脳です。
爬虫類のような古い動物にはほとんどなく、徐々に進化していくにつれて(哺乳類=馬や猿など)少しずつ『新しい脳』が見られるようになり大きくなっていきます。
『新しい脳』の具体的な役割は
記憶したり、考えたり、箸を持つなどの練習を必要とする運動、言葉はこの部分です。
人間が人間らしくあるための高度な心である情感もこの『新しい脳』に存在します。
情感は
- 思いやる心
- 不安を安心に変える心
- 不快な感情を我慢する心
- 人を愛する心
のような高度な心です。
この情感が足りないと
ちょっとしたことですぐにキレる人
いつもおどおどして自分に自信を持てない人
になってしまいます。
『古い脳』と『新しい脳』をうまく連携させることで人間らしい機能を持つことができます。
連携するには『新しい脳』の使い方を覚えていかないといけないのです。
『古い脳』と『新しい脳』の関係
『古い脳』と『新しい脳』は『古い脳』のほうが圧倒的に力が強く、
『新しい脳』の使い方がわからないと『古い脳』の言いなりになってしまいます。
『古い脳』の言いなりになっている状態とは
- 勉強を始められない
- 勉強の途中でほかのことをしてしまう
のようなことです。
『新しい脳』が将来のためにも、いま勉強をしないといけないと思っても
『古い脳』に協力してもらえなければ勉強は始められず、続けられないのです。
集中力を高めるには『新しい脳』を使いこなす必要がある
『新しい脳』というのは日々の生活や、勉強を通じて鍛えることができます。
ここでは鈴木祐著『やばい集中力 1日ぶっ通しで頭が冴えわたる神ライフハック45』から鍛える方法を解説します。
勉強での鍛え方『5のルール』
2つの『5のルール』を紹介します
勉強を始められない場合
勉強したいけど始める気になれないときは
『頭の中で5からカウントダウンを始め、ゼロになるまでにとりあえず椅子に座る』
のようにとりあえず始めることを目標に、カウントダウンを始めましょう。
『古い脳』は未来のことを考えられません。
何もしないでいると食べる寝るなど目の前にある簡単なことに集中してしまいます。
『古い脳』は勉強のことをすぐにやらないといけないものと思っていないので勉強を始められないのです。
『古い脳』と『新しい脳』では『古い脳』のほうが力が強いので
『新しい脳』がいくら勉強しようと思っても『古い脳』に負けてしまいます。
そこでカウントダウンの方法をとります。
『古い脳』は時間が迫ってくるものに対して、すぐにやらないといけないと思う習性があります。
そこで頭の中で机に座ることをカウントダウンすれば、『古い脳』も今やらないといけないことだと思うようになるのです。
勉強の途中でほかのことをしてしまう場合
- もう休憩したい
- スマホみたい
- もう終わりにしたい
- なんか集中できない
この場合は
- あと5分頑張ろう
- あと5ページ頑張ろう
- あと5回頑張ろう
のように、あと5分、あと5ページなどすこしだけ我慢して続けてみましょう。
早く勉強を終わらせておきたいのに他のことをしたいと思ってしまうのは
『古い脳』が勉強のことを大事と思わなくなってしまったからです。
そこであと5分などのように先延ばしして、
我慢する練習を繰り返してみましょう。
少しずつ『新しい脳』の思いが『古い脳』に届くようになります。
そうすると、『新しい脳』は少しずつ自分に自信を持てるようになります。
自分に自信が持てることを『自己効力感』と言います。
自己効力感を高めることは勉強はもとよりあなたの人生においても大事です。
こちらの記事でも自己効力感について書いてあるので読んでみてください。
勉強やる気しない成績のいい友達はなんであんなにやる気があるの?友達みたいにやる気を出してみたい! やる気になりたい!と思っている方はこの記事を読んでみてください。 やる気はいくつか要素がありますが、その中の一つ『[…]
鍛え方『5のルール』気を付ける点
『5のルール』の目標は『古い脳』のしたい放題にしないことです。
その結果として『新しい脳』に自信を持たせることです。
そのため、
カウントダウンして椅子に座れたら
『よし、座れた』
5分続けたら
『よし続けられた』
と自分に言いましょう。
それを繰り返すことで『新しい脳』の思っていることが行動に移せるようになります。
そしてそれが自信につなげていくには必要です。
まとめ
集中できないのは脳の仕組みのせい
集中するには『新しい脳』と『古い脳』がうまく連携する必要がある
『新しい脳』を鍛えることで集中力を高めることができる
2つの『5のルール』
- とりあえず始める5秒のカウントダウン
- あと5分、あと5回と少し我慢して続ける
を使って、できたら自分をほめる