- 勉強やる気しない
- 成績のいい友達はなんであんなにやる気があるの?
- 友達みたいにやる気を出してみたい!
やる気になりたい!と思っている方はこの記事を読んでみてください。
やる気はいくつか要素がありますが、その中の一つ『自己効力感』を知ることができます。
『自己効力感』の高め方をやってみることで、友達のようにやる気を高めることができます。
やる気を出したいなら勉強を頑張っている友達と仲良くなりましょう。
やる気が出ます。
仲良くなるだけでやる気が出るなんて、都合の良いはなしがあるんです。
もちろん仲良くなるだけよりも、ほかの方法と組み合わせるともっと効果があります。
自分ならできる!という確信が『自己効力感』です
心理学者のバンデューラは『自己効力感』というものを提唱しています。
自己効力感(じここうりょくかん)またはセルフ・エフィカシー(self-efficacy)とは、自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できると、自分の可能性を認知していること。カナダ人心理学者アルバート・バンデューラが提唱した。自己効力感が強いほど実際にその行動を遂行できる傾向にあるという。自己効力感を通して、人は自分の考えや、感情、行為をコントロールしている
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』自己効力感 より
自己効力感が強い人は何事にもチャレンジして成功できる確率が高い傾向があります。
自分の思考や行動は自己効力感の高さ低さによってコントロールされていると言っています。
自己効力感が高い、低いとどうなるか簡単に解説
『自己効力感』とはある課題に対して、自分ならできるという自信がある状態のことを言います。
『自己効力感』の高い人は、
- 自分はできると思って自分から進んで勉強
- 少しのことではあきらめずにやり抜く力
があります。
反対に『自己効力感』の低い人は、
- 『自分にはできない』と思ってしまうので、なかなか勉強を始められない
- 始めたとしても途中であきらめてしまいうまくいかない
となります。
こう比べてみると『自己効力感』は高い方がいいですよね!
自己効力感が高いと『できる』と思って行動に移しやすくなる
『自己効力感』というのは
- できると思う=高い(やる気が出る)
- できないと思う=低い(やる気が出ない)
『自己効力感』を高める行動の反対のことを行うとやる気が出なくなります。
つまり
- 自己効力感を高める行動をする。
- 自己効力感が低くなる行動はしない。
これができればやる気に満ちた人になることができます!
『自己効力感』を高める5つの方法
『自己効力感』の高め方は5つあります。
『自己効力感』の高まる行動をして、低くなる行動は避けるようにしましょう。
やり遂げたり達成した経験がある(達成経験)
『自己効力感』が高まる一番重要な要素です。
- 自分が今までで何かやり遂げたこと
- 課題を達成した経験
これらを思い出すと、「今回もできる」と思えるのでやる気がでます。
すごい経験が無くても大丈夫です。
小さい成功でも自分は成功したと思えることが第1歩です。
そのためにも、課題に取り組むときに必ず目標を立てるようにしましょう。
目標を達成したら「自分はやればできる子」と自分をほめてあげてください。
他の人がうまくいっているのを見る(代理経験)
自分以外の人が、
- 何か課題を達成した
- 課題が上手にできた
ことを見ると、自分のことのように感じる機能が人にはあります。
友達がうまくいっているな・・・「自分にもできるかも」と思うことができるので『自己効力感』が高まります。
他の人を見る(代理経験)で気を付ける点
『自己効力感』が低くなる場合があります。
失敗してしまった人を見てしまうと自分も自信がなくなってしまいます。
例えば、学校の体育の授業で前の人が失敗すると不安になりませんか?
これは『自己効力感』が低くなってしまっている状態です。
励まされる(言語的説得)
励まされるとやる気になります。
どのように励まされると良いかというと、
- この課題はあなたができた問題の考え方と同じだからできるよ
- この課題はあなたの得意な範囲だからできるよ
このように達成できる能力があると人に説明されると『自己効力感』が高まります。
励まされる(言語的説得)で気を付ける点
みんなで集まって、
- 「難しいよ」
- 「こんなのできないよ」
と話してしまうとそれによって『自己効力感』が低くなってしまいます。
気分がいい(高揚)
気分がいいと自己効力感は高まります。
- 健康に気を付けること
- 良く寝て睡眠不足にならないこと(絶対に7時間以上)
この2つを絶対に守りましょう。
反対に具合が悪かったり、寝不足の場合は『自己効力感』が低くなるので注意が必要です。
睡眠は7時間以上のほかに良い睡眠をとることが必要です。
良い睡眠について解説している記事があるので読んでみてください。
眠くて集中できないなぁ いつも何時に寝てるの? 11時ごろです 何時間寝てるの? ちゃんと7~8時間くらい寝てるんです。 寝る前スマホ見てるでしょ はい 睡眠[…]
自分がうまくいっている姿を想像する(想像的体験)
自分やほかの人がうまくいったときのことを想像すると『自己効力感』が高まります。
課題を始める前にうまくいったときのことを想像してみましょう。
学校生活で自己効力感を高めるために気をつけたいこと
ここまで『自己効力感』の高め方を説明してきまいた。
この章では学校生活で『自己効力感』を高めるために気を付けることを挙げていきます。
自分でできることは積極的にやっていきましょう。
小さくても良いから勉強の成功体験をたくさん経験する
学校の提出物や問題を一つ一つ取り組むときに、
自分なりに達成できそうな目標を立ててみましょう。
目標があって初めて達成経験というのは得られます。
例えば
- ここの範囲は10分で解く
- この範囲は教科書を読んで理解する
のように目標を立てます。
課題が終わったら目標が達成できているか確認します。
達成出来たら自分をほめてあげてください。
これを何回も積み重ねていけば自己効力感が高まり、
友達のようにやる気にあふれてきます。
何かをするときには、必ず目標を立てることから始めましょう。
友達との会話で自己効力感が低くなる場合がある
自分ではどうすることもできないものがあります。
とくに励ますこと(言語的説得)は注意が必要です。
友達の何気ない「ムリだよ」「できないよ」の一言が
自分の自己効力感を低くしてしまいます。
そんな時は、自分が率先してポジティブな言葉を使っていきましょう。
「できる気がする」「頑張ればできるかも」
その一言で友達の自己効力感が高まります。
その友達がポジティブな言葉を返してくれて自分の自己効力感も高くなります。
まとめ
やる気を出す方法の一つに『自己効力感』がある
自己効力感が高いとやる気が出る
自己効力感を高めるには
- 自分がうまくいった経験
- 友達がうまくいったところを見る
- 励まされる
- 気分がいい
- うまくいったところを想像する
がある。
学校では
- 自分で小さな目標を立てて小さな成功を積み重ねる
- 自分から率先してポジティブな言葉を言う
この2つを意識しておきましょう。