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【中学生、高校生向け】教えることは最高の勉強方法

  • 2020年5月16日
  • 2020年10月15日
  • 話す力
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この記事を読んでわかること

  • 教えることが最高の勉強法だということがわかります。
  • 友だちに教える際にどのように教えると良いかも解説します。

 

ブログを書いている人はこんな人

私は塾を経営していて、アウトプットの方法を指導をするようになってから、生徒の合格実績が向上しました。

開業2年目以降は9割の生徒が第1志望を合格しています。

この記事ではアウトプット方法の一つ『話す』について共有させていただきます。

参考図書は樺沢紫苑著 『アウトプット大全』です。 

 

■結論

勉強したことを記憶に残す一番の方法は教えることです。

自分が勉強したことや覚えたいことは、友達やきょうだいに教えてあげましょう。

教える前提で勉強するのでより注意深く勉強することができます。

教える際は

  1. 結論
  2. 理由
  3. 具体的内容
  4. まとめ

の順に説明してあげると聞いている方も理解しやすいです。

 

教えることは最高の勉強方法

教えることは最高の勉強方法

教えることが最高の勉強になることはアメリカ国立訓練研究所が導き出した学習の定着率を表すラーニングピラミッドからも明らかです。

学校の授業を聞いているだけでは5%しか定着しませんが、人に教えると90%も定着します。

 

教える前提で勉強する

特に効果が高いのが教える前提で勉強することです。

友達や親しい人に教える約束をすることを想像してみてください。

  • 間違ったこと教えられませんよね。
  • どうやって教えようか考えますよね。
  • そして教えるんだからきちんと覚えてほしいと思いますよね。

相手に理解してもらうために簡単な表現を使ったり、いちばん大事なところを詳しく説明したりします。

相手に教えるという責任感から、一度勉強したところでも

  • 間違っていないか
  • 抜けていたりしないか

いつもより注意深く勉強するので、より深く理解できるようになります。

 

おすすめは友達と教え合うこと

おすすめの方法は友達と教えあう約束をすることです。

友達に質問されて答えるだけよりも、事前準備をして教えるほうが良いです。

事前準備をするメリットは2つあります。

  • 相手に何を伝えるか明確にできる
  • 自分の理解不足のチェックができる

相手にきちんと理解できるように教えてあげようと思ったらしっかり準備しましょう。

次の章では、教えるときにどう教えるとよいか型があるので紹介します。

 

勉強を教えるときは結論から話そう

勉強を教えるときは結論から話そう

教えることが最高の勉強方法ということを前の章で解説したので、

この章ではどうやって教えるかについて解説します。

教えるときは『1.結論2.理由3.具体的内容4.まとめ』の型があるのでその型に当てはめてみましょう。

 

結論

まずは結論から話します。

  • 自分が一番大事だと思うところ
  • 覚えてほしいところ

を先に話しましょう。

例えば

『この範囲でいちばん大事なところはおうぎ形の弧の長さの公式の意味を知ることだよ 』

という感じです。

はじめに一番大事な話をする理由は2つです

  • 相手は『なんでだろう?』と思って次の話も集中して聞いてくれます。
  • 人はだれでも最初が一番集中するという性質があるからです。

 

理由

結論を話したらその理由を話しましょう。

例えば

『この範囲でいちばん大事なところはおうぎ形の弧の長さの公式の意味を知ることだよ』

『理由は2つあって、

おうぎの弧の長さ=2πr×中心角/360だけ暗記しても問題文を見てどこに当てはめるかわかりづらいよね。

もう一つは弧の長さを求める問題だけじゃなくて半径や中心角を求める問題もこの公式を応用するからだよ』

結論だけ言っても教わる人は納得できないですよね。例のように理由を言ってあげると

  • 問題で使うときのことも考えて覚えよう
  • 面積以外でもこの公式を使うんだ

というように納得してくれます。

 

具体的内容

結論と理由を話したら具体的に内容を教えてあげましょう。

例にあるおうぎの面積の公式なら

  1. おうぎは円の一部分であること
  2. 公式の文字の意味 rは半径 2rで直径 πは円周率
  3. 公式の意味 2πrは直径×円周率で円周 円周に中心角/360をかけるとおうぎ形の弧の長さになる
  4. 教科書の問題などでどのように公式を使えばよいか教える

 

はじめの結論で話した内容(この例なら公式の意味)がわかるまで教えてあげましょう。

結論と理由を話してあげていれば、教わる人は

  • 『公式の意味ってなんだろう』
  • 『どんな時に公式を使うんだろう』

というように心の準備ができているので、具体的な内容も理解しやすくなります。

結論と理由で話していないことは、心の準備ができていないので伝わらないと思ったほうが良いです。

 

まとめ

最後にまとめとして、もう一度結論で話した内容を繰り返してあげましょう。

『おうぎ形の弧の長さの公式の意味が大事なのわかった?

文字を暗記しなくても式の意味がわかるほうが覚えやすいでしょ。

あとさっき見た問題みたいに半径を求める問題でも使えるでしょ』

というように確認してあげてください。

なぜなら人の集中力が高い時間というのは、最初と最後だからです。

まとめでもう一度大事なところを話してあげることで大事なことをしっかりと覚えてくれます。

 

1.結論 2.理由 3.具体的内容 4.まとめ はいろんな場面で使える

この章で紹介している

  1. 結論
  2. 理由
  3. 具体的
  4. まとめ

は論理といって、教えるときだけではなく、小論文や作文、国語の論説文や説明文の読解でも使える型です。

たくさん教えてあげてこの型を自分のものにしてしまいましょう。

勉強法 アウトプット

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