勉強中に気が散っちゃう・・・
ついついスマホに手が伸びちゃう・・・
なかなか勉強に集中できないなぁ
勉強に集中できないと感じてしまうことありますよね。
反対に、とても集中して勉強できた!という時もあると思います。
出来れば、いつも集中して勉強したいですよね。
この記事では、集中について紹介します。
この記事でわかること
- 集中には意志の力が必要ということがわかります。
- 意志の力を減らさないようにすると勉強に集中できるようになります。
ブログを書いている人はこんな人
私は塾を経営しています。入塾の際の相談でよくあるのが、『気が散ってしまう』や『集中力があまりない』というお子さんです。
いろいろ話を聞くと、
- 机が散らかっている
- 睡眠時間が足りない
など生活面のほうに問題があることが多かったです。この記事ではなぜ机が散らかっていたり、睡眠時間が足りないと集中できないかを共有させていただきます。
参考図書は次の通りです。
- ロイ・バウマイスター、 ジョン・ティアニー (著), 渡会圭子 (訳)『WILLPOWER 意志力の科学』
- メンタリストDaiGo著『自分を操る超集中力』
- ケリー・マクゴニガル 著『スタンフォードの自分を変える教室』
勉強に集中する力のもと
勉強を始めようとしても集中できなかったり、途中で集中力が途切れたりしますよね。
『自分は集中できないタイプ』と思わないようにしてください。
誰でも集中できなかったり、途中で集中力が落ちます。
でも友達の中には長い時間ずっと集中している子もいませんか?
その子と比べると自分は『集中力ないなぁ』と思ってしまうかもしれません。
まずは集中について詳しく知り、集中するためにはどうすれば良いか実践すればあなたも集中できるようになります。
集中力について詳しく
勉強に集中しているときは他に何も気にならず時間もあっという間に過ぎます。
人はこのような感じで集中するときに『意志の力(ウィルパワー)』を使って集中する状態に入っていきます。
なので、勉強に集中したければ、『意志の力』を勉強に向けることが必要になります。
『意志の力』を勉強に向けるためには、『意志の力』の性質を知ることから始めましょう。
意志の力の性質(使い道)
『意志の力』というのは集中する以外にも使い道があります。
- 感情のコントロール イライラしたけど怒らずに我慢した など
- 欲求のコントロール お菓子を食べたいけどもう21時だからやめた など
- 思考のコントロール テストまであと少しだから勉強のことだけを考えよう など
我慢したり、悩んだけどやめたりして自分のやりたい放題にしないように自制しますよね。
このようなことを自己コントロール力と言います。
『意志の力』はこの自己コントロールにも使われています。
『勉強に集中するための力』と『お菓子の誘惑に打ち勝つ力』は同じものを使っているということです。
さらに言うと、お菓子を食べようかどうしようか悩むことにも『意志の力』を使い、食べる食べないを決めるときも『意志の力』を使います。
何らかの判断をする時に無意識のうちに使ってしまうのが『意志の力』なのです。
意志の力の性質(量)
意志の力は無限にあるわけではありません。
様々な説がありますが、1日で使える量は決まっています。
そして、良い睡眠をとったり、簡単な休憩を挟むことで回復します。
このような性質のため、もしあなたが学校が終わってから勉強しようと思っても、
国語にしようか、社会にしようか、数学にしようかなど何を勉強するか迷っていたり、
朝見つけたお菓子がずっと気になっていたりしたら、『意志の力』を無駄に使ってしまって、いつもよりも集中できないかもしれません。
もしあなたが家に帰ってから勉強に集中したいなら、迷ったり我慢したりする要素を、なるべく減らしておくことが必要になります。
迷ったりする要素を減らすことの例で有名なのは
みんなが使っているiphoneを作ったappleのスティーブジョブズさんや、
みんな大好きInstagramを運営している会社の社長であるマークザッカーバーグさんが有名です。
スティーブジョブズさんは、毎回同じ服を着るようにしていたそうです。
理由は服を決めるという行為を無くしたいためだそうです。
マークザッカーバーグさんも同様の理由でいつもグレーのシャツを着ています。
オシャレや服に無頓着なのではなく、自分が大事と思っていることに集中したいから、その他のことは自動で出来るようにしているのです。
勉強の集中力を高めるには?
集中するためには『意志の力』が必要ということは前の章で解説した通りです。
そしてその『意志の力』を勉強に向ければよいのです。
『意志の力』を勉強に向けるには、はなるべく迷ったり我慢する回数を減らして、使える『意志の力』をキープしておくことが必要です。
『意志の力』を使いすぎないようにするには
- 部屋と机を片付ける
- 習慣的な行動を多くする
- 良質な睡眠をとる
この3つが大きな要素です。
集中するために部屋と机を片付ける
部屋が散らかっていると、無意識のうちに
- 片付けよう
- これ○○だっけ
のような考えであふれてしまいます。
考える要素の無いくらいに『片付いている=何もない』状態なら『意志の力』を使わずに済みます。
風水でも『部屋を片付ける』と金持ちになる、仕事運がアップするといいますが、スピリチュアルなようで的を射たことなんですよね。
集中するために習慣的な行動を多くする
習慣的な行動は『意志の力』を使いません。
- 朝起きたら、
- ご飯を食べて、
- シャワーを浴びて、
- 歯を磨いて、
- 制服を着て、
- カバンを準備して
- 学校に行く
順番は違うかもしれませんが、あなたも同じようなことをして学校に行くと思います。
次の2パターンで『意志の力』を使う量が違います。
- 朝のしたくの順番が毎日同じ人 『意志の力』少
- 朝のしたくの順番が毎日違う人 『意志の力』大
毎日同じ人は朝の支度が順番を含めて全て習慣になっているので一つ一つの行動に決断を必要としません。
『ご飯を食べるのが先』か『歯を磨くのが先』か毎日変えるとそのたびに『意志の力』を使ってしまいます。
自分の中で、『まず〇〇をやって次に◇◇をやる』のようなルールを作ってなるべく決断する回数を減らしていくことが良いのです。
集中力を高める良質な睡眠
単純に2つを守れば良いです。
- 中学生高校生なら最低8時間は寝る
- 0時より前に寝る
睡眠時間に関しては20代以上のデータが多く、中高生が何時間寝るのがベストというデータがあまりないです。
しかし20代のデータで睡眠時間が
- 7時間の人
- 6時間未満の人
では健康状態に大きな差がついてしまっていました。
6時間未満の睡眠時間を2週間続けると2日間徹夜した人と同じ脳の働きになってしまうというデータもあります。
年齢が上がるにつれて、睡眠時間は短くなります。
つまり20代より若い中高生だと7時間より多く寝ないと健康に悪いということです。
良質な睡眠のもう一つは0時より前に寝るです。
良質な睡眠で何が期待できるかというと回復です。
回復に必要なのが成長ホルモンです。
成長ホルモンは成長に欠かせないばかりでなく、一日の疲れを癒してくれます。
そしてその回復は『深い睡眠』のときに行われます。
22時~2時の間に成長ホルモンが多く出ると言われています。
つまり22時~2時の間にに深い睡眠に入る必要があります。
0時に寝ると書いてありますが、もっと早い方がより成長ホルモンがたくさん出て一日の疲れを回復してくれます。
深い睡眠は
- 記憶の整理
- 脳の老廃物を掃除
など脳とのかかわりも深いです。
- 『机の上を片付けなさい』
- 『早く寝なさい』
言われることもあると思いますが、勉強の集中にも必要なことです。
もし心当たりがあるならまずはそこから手を付けてみましょう。