この記事を読んでわかること
目標を数値化したら次は合格への道のりづくりです
目標の数値化って何のこと?というかたはこちらの記事を読んでみてください
難しそうな事、大変そうなことにチャレンジできるような人になって欲しいです 難しそうな事、大変そうなことを達成するにはコツコツ積み重ねることが必要です コツコツ積み重ねるには現実的な目標が必要です 現実的な目[…]
ブログを書いている人はこんな人
私は塾を経営しています。
中学生は毎年7月に部活を引退して本格的に受験勉強に突入します。
期間の長い受験勉強では、目標に向かってコツコツ積み重ねることを成功体験として得てほしいと思い指導しています。
目標を達成するための計画の立て方についてブログ記事で共有します。
参考図書
メンタリストDaiGo 倒れない計画術
■結論
後方プランニングという計画の立て方は達成率が高いのでお勧めです。
ゴールから逆算して考えることでモチベーションを維持しながら計画を進めることができます。
【高校受験】第1志望合格までの計画づくりの方法
受験勉強のように長期にわたって一つの大きな目標に挑み続けるには計画が必要です。
計画の立て方は2種類あります。
- 前方プランニング
- 後方プランニング
前方プランニング
8月は〇を覚えて、9月は◇を覚えて・・・
のようにゴールに向けて今の時点から積み上げていく目標の立て方です。
後方プランニング
2月は7つ覚えている状態だから 本番まで一通り確認
1月は6つは覚えている状態になっているから7つ目を覚えよう
12月は・・・
のようにゴールの状態を想像してそこから逆算して計画を立てます。
計画は後方プランニングで立てる
計画の達成率の高さは後方プランニングの方が高いというデータがあります。
なぜなら前方プランニングの場合は、『まだ余裕があるから』という気持ちが出てきてしまい、大事なことを後回しにしてしまうからです。
後回しにした結果、受験勉強が中途半端になってしまい、自分の思い描いた理想と一致せず『もういいや』という状態になってしまいます。
計画を後回しにしてしまう理由
人には『単なる緊急効果』(Mere urgent effect)という心理現象があります。
- 期限まで余裕がある重要なもの
- 短い時間ですぐ終わる重要ではないもの
この2つを比べて、先に短い時間ですぐ終わるものを選ぶようになっています。
後回しにしてしまうのは、このような選択が無意識のうちに行われているからです。
大事だと思っていてもついつい後回しにしてしまうことありますよね。
後回しにしてしまうのは意志が弱いからではなく、人としての特性なのです。
特性ですから、『単なる緊急効果』を避けるための仕組みをつくる必要があります。
後方プランニングは『単なる緊急効果』を避けるための仕組みです。
後方プランニングによる計画の立て方
後方プランニングで計画を立てるときは受験本番の時の状態を想像しましょう。
受験本番の時に
- 『一か八か』
- 『ほぼ確実に大丈夫』
2通りの状態のを想像しましょう。
このときポジティブネガティブ両面から想像しておくことで、冷静に想像できます。
ポジティブなことだけを想像してしまうと、脳が達成したと勘違いしてしまうので、ネガティブなことも想像してください。
受験当日の状況をリアルに想像すると、勉強を進めているときに本番のことを意識することができます。
計画で一番怖いのは目標を見失ってしまうことです。
受験本番を想像しておくことで目標を見失いにくくなります。『ここで頑張らないと』という中だるみしない仕掛けを作っておきましょう。
計画を立てるときの注意点
計画を達成するとモチベーションが上がり、『もっと頑張ろう』という気持ちになります。
反対に、うまくいかなかった場合は、モチベーションが下がり『もういいや』という気分になってしまいます。
あまりに細かく計画を作ってしまうと、計画から少しでもズレたときに『もういいや』の状態になってしまう恐れがあります。
また計画に縛られてしまい、不合理な選択をしてしまう恐れもあります。
計画をうまく進めるためのバックアッププラン
必ずしも計画通り進むわけではないので、うまくいかなかったときにどうするかをあらかじめ考えておきましょう。
ちょうど良いプレッシャーを感じながら進めることができます。
- 2月 万全の状態 体調に気を付ける 当日用のメモを作っておく
- 1月 最後の模擬試験で確認 マスターできていないものがあればもう一度
- 12月 実験問題を1つマスターする
- 11月 実験問題を2つマスターする
- 10月 実験問題を2つマスターする
- 9月 実験問題を2つマスターする
- 8月 基礎用語を覚える
- ※前月に覚えられなかったものは次の月に優先して勉強する
大まかなスケジュールを立てたら、次は今月の学習計画を立てていきましょう。
週ごとに計画を立てるのですが、注意点があります。次の記事で解説します。
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