この記事を読んでわかること
『人は誘惑に負けるもの』という前提で計画を立てるとモチベーションを維持できます。
誘惑に負けてしまったときの対処法を織り込んだ計画の立て方がわかります。
ブログを書いている人はこんな人
私は塾を経営しています。
中学生は毎年7月に部活を引退して本格的に受験勉強に突入します。
期間の長い受験勉強では、目標に向かってコツコツ積み重ねることを成功体験として得てほしいと思い指導しています。
どうしてもスマホをいじってしまう生徒もいました。そのときに対処法として指導した内容をブログ記事で共有いたします。
■結論
月ごとの計画を立てたら、週ごとに何を勉強するか考えましょう。
人は誘惑に負けるものです。
誘惑に負けたときのことを考えて次の2つを週の計画に盛り込みましょう。
- 休む日をあらかじめ決める
- 誘惑に負けたときの対処法をあらかじめ決める
※週ごとの計画を立てる前に次の2つを先に決める必要があります。
- 目標設定を行う
- 月ごとの目標を決める
この記事から読み始めた方は
1.目標設定の仕方の記事から読んでみてください。
難しそうな事、大変そうなことにチャレンジできるような人になって欲しいです 難しそうな事、大変そうなことを達成するにはコツコツ積み重ねることが必要です コツコツ積み重ねるには現実的な目標が必要です 現実的な目[…]
2.月ごとの目標の決め方がわからない方は次の記事を読んでみてください。
7ヶ月で7問正解を上乗せすればいいからあとは勉強するだけだね ・・・なにから勉強しようかな? 次は合格までの道のりを作ろう! この記事を読んでわかること 目標を数値化したら次は合格への道のりづく[…]
参考図書
メンタリストDaiGo 倒れない計画術
【高校受験】第1志望に合格するために週ごとの学習計画を立てよう
週ごとの計画を立てる上で決めてほしいことは2つです。
- 休む日をあらかじめ決める
- 誘惑に負けてしまった場合の対処法をあらかじめ決める
『受験勉強を休む日』をあらかじめ決ておく
テレビや漫画などで描写される受験勉強というと、毎日休まずに勉強を頑張っているイメージがあります。
もちろん毎日勉強してコツコツ積み重ねることも大切です。
しかし、7月8月ごろから毎日となると、誘惑にどうしても抗うことができなくなってしまう場面が出てきます。
とくに受験勉強を始める頃は勉強の習慣もまだ出来上がっていない状態です。
勉強の習慣化が完全にできていない状態で誘惑に負けてしまうと、自分の自己コントロール力に自信が無くなり、以前よりも勉強に対するモチベーションが湧かなくなってしまいます。
自信を失わないためには勉強をさぼってしまう誘惑を明確にして、対処する必要があります。
例えば誘惑なら次のようなものがあります。
- スマホをずっといじっていたい
- 時間を気にせずゲームをしたい
- ダラダラしたい
勉強時間を増やした分、何かの時間を削っているはずです。
今まで習慣的に行っていた行動は、常に誘惑としてあなたを襲ってきます。
人が誘惑に勝てる確率は50%と言われています。
つまり半分は負けてしまい、スマホをずっといじってしまったりダラダラしてしまったりするのです。
これを避けるためにわざとスマホをずっといじっている日、ダラダラする日と決めておくと誘惑が減るようになります。
勉強の習慣作りを邪魔する「悪い習慣」を無くす方法の記事でも紹介しましたが、あえて時間を決めてダラダラしたりゲームをすると効果的です。
ついついテレビを見ちゃうついついスマホに手が伸びちゃうついついさぼっちゃうやらないといけないとわかっているのに他のことをしてしまい出来ない 何とかしたいよ~ やらないといけないのに、ついつい他のことしちゃいますよ[…]
- この時間になったらダラダラしないといけない
- この時間になったらゲームをしないといけない
こう思って取り掛かると意志の力(ウィルパワー)を使うので、少しずつ悪い習慣をしたくなくなってきます。
誘惑に負けて受験勉強をさぼってしまった場合の対処法をあらかじめ決めておく
あらかじめ誘惑に負けないために休む日を設定していても、
もしかして自分は誘惑に負けて勉強が続かないかもしれないと不安になってしまう場合もあります。
不安を抱えたままだと、意志の力(ウィルパワー)を使って勉強を始めてしまうので勉強の習慣作りに時間がかかってしまいます。
誘惑に負けたときの対処法をあらかじめ決めておくことで安心できます。
対処法を決めるときのポイントは次の2つです。
- 誘惑に負けたときのifthenプラン
- 取り戻すための時間を計画しておく
1.誘惑に負けたときのifthenプラン
ifthenプランとは習慣化のテクニックの一つです。
『勉強を習慣化するには意志の力よりもテクニックが必要です』という記事でも紹介しています。
今日も頑張って勉強しなきゃ 毎日勉強するの大変だぁ みんなこんな大変なこと毎日やってるの? 実は毎日勉強する習慣がついている人は、あなたが思っているほど頑張ってないし大変だと思っていないんですよ。 勉[…]
もし(if)〇〇したら、その後(then)◇◇する
あらかじめ決めておくと、すんなり行動できるというものです。
あなたも毎朝歯磨きをしていると思いますが、それは習慣です。
(if)朝6時に起きたらその後(then)歯を磨く
のように何かをすることがスイッチとなって次の行動に移ります。
これを誘惑に負けた時も利用しましょう。
(if)スマホをさわってしまったら、5分間だけいじってその後(then)勉強を再開する
自分が想定できる誘惑をあらかじめ紙に書き出しましょう。
スマホ ゲーム ペットと遊ぶ などついつい無意識にやってしまうものを書き出して、5分だけ誘惑に負けてその後はまた勉強に集中しましょう。
取り戻すための時間を計画しておく
自分が決めた目標を達成することでモチベーションは向上していきます。
半年という長期間モチベーションを維持するには小さい目標を一つ一つ達成していくことが重要です。
小さい目標を達成できなかったとき、心は罰を感じてしまいます。
- 急な用事が入る
- 思うように集中できなかった
このような理由で目標を達成できないことは必ずあります。
自分を責めないためにも、あらかじめ取り戻すための時間を設定しておくことが必要です。
取り戻すための時間を決めておくということは、自分は完璧人間ではなく、ときには失敗もすることを受け入れているということです。
特に中学生だと大きな失敗をした経験がない生徒が大半です。
自分が思っている以上に勉強をサボってしまうし、途中で嫌になったりします。
そういったどうしようもない部分をあらかじめ織り込んで計画を立てておけば、くじけずに勉強を続けることができます。