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勉強を通じて自分の感情をコントロールできる大人になろう【コントロール】

またSNSが炎上してるニュースだ

なんで関係ない人にあんなに怒ってるんだろう

すぐに怒るような人にはなりたくないなぁ

 

すぐに怒るような人になりたくないですよね。

怒りという感情に流されて行動してしまっています。

感情に流されずに行動できる大人になりたいですよね。

勉強を通じて感情をコントロールする方法を身につけていきましょう。

 

この記事でわかること

メタ認知的コントロールと言って勉強の

  • 目標設定の仕方
  • 計画の立て方
  • 覚える方法の選択のしかた

を解説します。

メタ認知的知識を活用して、モニタリングとコントロールを行うことで自分を客観的に見ることができます。

自分を客観的に見ることができるようになると感情に流されず自分をコントロールできるようになります。

 

ブログを書いている人はこんな人

私は塾を経営していて、心理学的に研究されたフィードバックの方法を指導をするようになってから、生徒の合格実績が向上しました。

開業2年目以降は9割の生徒が第1志望を合格しています。

この記事ではフィードバック方法の一つ『コントロール』について共有させていただきます。

参考図書は三宮真智子著 『メタ認知で<学ぶ力>を高める』です。

 

■結論

コントロールは勉強の目標を立て、計画を作り、どの方法で勉強するかを決める手法です。

コントロールができる人は、自分の感情もコントロールすることができます。

メタ認知的知識をいかして、モニタリングとコントロールのサイクルを回しながら勉強を進めます。

メタ認知的知識とモニタリングはリンク先に詳しく書いていますので、読んでいない方はまずそちらから読んでみてください。よりわかりやすくなります。

メタ認知的知識とは次の3つのことです。

  • 人間の能力に対する知識
  • 課題に対する知識
  • 課題の解決方法の知識

この知識が豊富だとモニタリングやコントロールがうまくいきます。

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モニタリング(メタ認知的モニタリング)とは

  1. 勉強する前に難易度を予想する
  2. 勉強が終わったら結果を振り返る

勉強する前と後に行うものです。

モニタリングをした後にこの記事で紹介するコントロールを行っていきます。

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勉強を通じて自分の感情をコントロールできる大人になろう

勉強を通じて自分の感情をコントロールできる大人になろう

勉強って大変な時もあるし、やりたくない気分の時もありますよね。

だけど、そこでへこたれてしまう人と、頑張って勉強を続ける人に分かれます。

頑張って勉強を続けられる人は様々な要因はありますが、

『勉強したくないなぁ』という感情を抑えられていることは間違いないです。

このように感情をコントロールできている人をみると、『大人だな』って思いませんか?

反対に、感情に任せてSNSで怒ってる人を見ると『ああはなりたくないな』と思いませんか?

以前は感情を抑えるには『我慢しなさい』という一言で片づけられていました。

今では研究も進み、『我慢』しなくても感情をコントロール出来ることがわかってきました。

そしてそれは学校の勉強を通じて身につけることができます。

 

我慢しなくても感情をコントロールできる理由

感情をコントロールするには自分を客観的に見ることが必要です。

  • 『あっ、今自分は勉強が嫌になってるな』
  • 『あっ、自分は今怒っているな』

のように自分の感情を客観的に見るとその感情は抑えることができます。

自分を客観的に見るには練習が必要です。

この機能は脳の前頭前野という部分が主に行っており、8~15歳の思春期に急速に成長します。

年齢的にも学校の勉強が感情をコントロールする力を鍛えるにはちょうど良いのです。

次の章では鍛えるための手法『メタ認知的コントロール』の手順について解説します。

勉強以外でも部活やスポーツでもできるのでいろいろな場面で活用してみてください。

 

【メタ認知的コントロール①】勉強の目標を設定する

【メタ認知的コントロール①】勉強の目標を設定する

あなたは勉強を始める前に目標を設定していますか?

問題集を〇ページ進めるというのは目標ではありません。

かりに〇ページ進めるという目標を立てた場合、目標を達成したら〇ページ進んだことしかあなたは得られません。

勉強は『自分に足りないもの』を覚えたり身につけたりすることです。

『自分に足りないもの』を知らないと目標は立てられません。

『自分に足りないもの』が何かを自分で確認しましょう(メタ認知的モニタリング)

『自分に足りないもの』を見つけたら、

  • 覚えることがどれくらい難しいか
  • どのくらい時間を掛ければよいか

予想してみましょう。(正解は無いので自分なりでよいです)

 

『自分に足りないもの』を見つける方法

例えば、方程式の範囲がなんとなくわからないという状態なら

  • 等式の性質は分かるか
  • 移項は分かるか
  • 整数の方程式は解けるか
  • 小数や分数の方程式は解けるか
  • 方程式の文章問題の解く手順を知っているか

このように何を知っていて何を知らないか具体的にしていきましょう。

全部わからなければ、一日では終わらなそうだなと予想します。

予想が終わったら『今日は①等式の性質と②移項を覚えよう』のように目標を設定しましょう。

目標は紙に書きましょう。

目標 方程式の範囲をできるようにするため、今日は等式の性質と移項を覚える

 

【メタ認知的コントロール②】勉強の計画を立てる

【メタ認知的コントロール②】勉強の計画を立てる

どのくらいの時間をかけて勉強するか決めましょう。

計画は取り掛かりやすいように自分が何をするか具体的に想像できるまで細かくしましょう。

人は難しく感じたり、大変だと感じてしまうとやる気が無くなったり、どうしていいかわからず手が動かない状態になります。

例えば先ほどは『今日は①等式の性質と②移項を覚えよう』という目標を設定しました。

ここからさらに具体的にしましょう。

勉強はインプット(読む、聞く)してからアウトプット(書く、話す)するのが原則です。

この原則どおりに何をするかを決めましょう。

目標 方程式の範囲をできるようにするため、今日は等式の性質と移項を覚える
1. 計画 等式の性質の範囲を教科書や授業ノートで確認する
2. 計画 理解出来たら学校の問題集を解いてみる
3. 計画 正解出来たら移項の範囲を教科書や授業ノートで確認する
4. 計画 理解出来たら学校の問題集を解いてみる

このように次に何をするか具体的にすることが勉強の計画です。

 

【メタ認知的コントロール③】覚える方法を選択

【メタ認知的コントロール③】覚える方法を選択

あなたは覚える方法をいくつ知っていますか?

例えば暗記だったら、

  • 知っているものに関連付ける
  • 語呂合わせする
  • 自分の経験に重ねてエピソード化する

などありますが、『この方法で覚えると良い』というのは知らないのではないでしょうか。

計画まで立てたら、『ここはこの方法で覚えてみよう』のように方法を選択してみてください。

それがうまくいけ場そのまま続けていけばよいですし、うまくいかなかったら他に何か方法があるかもしれないと思うことができますよね。

そうすると学校や塾の先生にどうやって覚えればよいか質問できますよね。

先ほど立てた計画に、どう勉強するか方法を追加していきます。

 

目標 方程式の範囲をできるようにするため、今日は等式の性質と移項を覚える
1. 計画 等式の性質の範囲を教科書や授業ノートで確認する
方法 教科書の太字とノートの赤ペンを中心に読んでみる
2. 計画 理解出来たら学校の問題集を解いてみる
方法 問題集ではなくノートに書き、丸つけけまでする
3. 計画 正解出来たら移項の範囲を教科書や授業ノートで確認する
方法 教科書の太字とノートの赤ペンを中心に読んでみる
4. 計画 理解出来たら学校の問題集を解いてみる
方法 問題集ではなくノートに書き、丸つけけまでする

このように

  1. 目標設定
  2. 計画立案
  3. 方法選択

してから勉強に取り掛かりましょう。

ここで大事なのは、頭の中で考えるのではなく紙に書き出すことです。

勉強が終わったあとで振り返り行います。そのときに書いた紙を使います。

 

【メタ認知的コントロール④】勉強中の修正

勉強している途中で、『難しすぎる』『うまく覚えられない』のように初めに決めたことがうまくいかないことが良くあります。

メタ認知的モニタリングを行って、何がうまくいっていないか確認しましょう。

そして方法を変えたり、進める範囲を狭くするなど軌道修正をしてみましょう。

初めに決めたものをずっとやらなくてはいけないというわけではありません。

 

【メタ認知的コントロール⑤】勉強のあとは次の再設定

勉強が終わったら、最初の目標を達成できたかどうか確認します。

  • 達成できたのなら何が良くて達成できたか
  • 達成できなかったら何が足りなくて達成できなかったか

  

目標 方程式の範囲をできるようにするため、今日は等式の性質と移項を覚える
⇒等式の性質は理解できた。だけど移項は符号のミスがあった
⇒次は移項から始めよう
1. 計画 等式の性質の範囲を教科書や授業ノートで確認する
方法 教科書の太字とノートの赤ペンを中心に読んでみる
振り返り ⇒教科書を読んですぐ分かった
次の行動 ⇒この方法で次も頑張ろう
2. 計画 理解出来たら学校の問題集を解いてみる
方法 問題集ではなくノートに書き、丸つけけまでする
振り返り ⇒全部正解していた。
次の行動 ⇒この範囲はもう大丈夫。次は移項から頑張ろう
3. 計画 正解出来たら移項の範囲を教科書や授業ノートで確認する
方法 教科書の太字とノートの赤ペンを中心に読んでみる
振り返り ⇒学校を休んだ日の範囲だからノートが無かった
次の行動 ⇒次の勉強に向けてノートを友達に見せてもらおう
4. 計画 理解出来たら学校の問題集を解いてみる
方法 問題集ではなくノートに書き、丸つけけまでする
振り返り ⇒符号ミスがあった
次の行動 ⇒ミスしない方法を先生に聞いてみる

勉強前に書いた紙に書き加えていきましょう。

この例では色分けしました。

  • 振り返りの内容を赤
  • 次の勉強への行動を青

繰り返しになりますが、頭の中で考えるだけではダメです。

  • 今どう思っているか
  • 今どう考えているか

書き出すことで今の自分を客観的に見る練習ができます。

客観的に自分の考えや感情を見ることができれば、自分の行動や感情を自分の思うようにコントロールできるようになります。

こんな感じの大人になりたくなかったらこの方法で勉強をしてみてください。

 

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