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ミスを減らしたいなら、ミスる工程をなくそう

  • 2020年11月18日
  • 2020年11月18日
  • 勉強法
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『ミスしました』『凡ミスです』のようにミスはしょうがないという感じで言ってくる生徒がいました。ミスという言葉で思考停止している感じです。

そこで言ったのがこの言葉です。

ミスには原因があります。その原因を見つけて修正する事も勉強です。

ミスの種類

ミスには大きく分けて2つあります。

  • うっかり型
  • あえて型

『あえて型』というのは、わざとミスをしている状態です。

例えば、横着したり、手抜きをしたりする事です。勉強では横着や手抜きというのはほとんど無いです。

例えば、計算問題で途中式を省略するのは横着に見えますが、途中式の重要性や式を書く事で考えを先に進めることを知らないということです。

先生が嫌いだから、反抗期だからのような理由でわざとミスをするのが『あえて型』です。

ミスの原因はうっかり

うっかり型には4つの種類があります。

  • 記憶エラー
  • 認知エラー
  • 判断エラー
  • 行動エラー

ミスの原因をきちんと見つけるには、どんなミスの種類があるのかを知ることが大切です。

ここであげる4つの種類を切り口にして振り返りをしましょう。

振り返りはとても大切です。

参考記事:勉強の振り返りとフィードバックまとめ

記憶エラー

『テストで思い出せない』『ど忘れした』が記憶エラーです。

『塾ではできたのに』『問題集ではできたのに』のように、自分ではわかっているつもりだったのに間違えたものも含まれます。

記憶エラーは勉強での反復練習が不足していることです。もし記憶エラーがあった場合は、自分のテスト勉強を振り返り、もっと反復練習をする時間を確保するようにしましょう。

また記憶はなんらかの手がかりによって思い出すこともできます。反復練習以外にも、テストを想定して思い出す手がかりを作るようにすると良いです。

1、2回の復習でずっと覚えられると思っていると記憶エラーをおこします。

認知エラー

『テストの問題を見間違えた』『読み間違えた』は認知エラーです。

『見間違えた』『読み間違えた』は問題文の読み取りが原因です。

  • 見落とした
  • 勘違いした

この2つを疑いましょう。

問題の解き方やパターンを覚えれば点数が上がると思っていると認知エラーを起こしやすいです。また認知エラーであると気づきにくいです。

判断エラー

『時間が足りなかった』受験本番で一番避けたい言葉です。

一生懸命勉強したところで、時間内に解かなくてはいけない問題を解けなければ意味がありません。

解くべき問題、解かない問題をきちんと分けて事前にどこから始めるか決めておくことが大事です。

知識が増えれば点数が上がると思っていると判断エラーをします。

行動エラー

『提出物がぎりぎりでテスト勉強ができなかった』

『思ってたよりも点数が低かった』

これらは行動エラーです。目標や予定の立て方に問題があります。

目標を立てることや計画を立てることは1回ではうまくいきません。失敗を次に生かすことが重要です。

知識の習得が勉強だと思っていると行動エラーはずっとつきまといます。

ヒヤリハット

ヒヤリハット

ヒヤリハットは生産現場や医療現場で使われる言葉です。

1つの重大な事故は29の軽微な事故、300の事故には至らなかったがヒヤリとしたり、ハットしたことが起きているという経験則です。

勉強で言うなら、『ミスしました』『凡ミスです』これらのミスが表面に出てくるまで29回、もしくは300回もミスを未然に防ぐチャンスがあったということです。

『成績の良い生徒=頭が良い』という認識では点数は上がりません。

『成績の良い生徒=ヒヤリハットのうちにミスの原因を解決している』という認識を持てば、日ごろの勉強でもヒヤリやハットがないかアンテナを張って取り組むことができるようになります。

『ミスしました』『凡ミスです』と言ってしまう時点でまずい状態だということを知って、今回のミスを次回に生かせるように取り組んでいきましょう。

 

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