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歴史の勉強は時代区分を意識しよう(スキーマ)

  • 2020年11月16日
  • 2020年11月16日
  • 勉強法
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私は塾での授業中に『いいこと言った!』と思ったら、その内容をTwitterに投稿するようにしています。なぜそのように教えたか?その背景は長くなるのでブログ記事にて解説しようと思います。

歴史は時代区分から覚えていくと記憶しやすくなります。

これは記憶の性質を使っているからです。

記憶の性質でスキーマ理論という考え方があります。

 

スキーマとは

スキーマとは『構造化された記憶のカタマリ』のことを言います。

例えば人の体といえば、腕があったり、足があったり、頭があったりしますよね。

腕には肘があって手があって・・・という感じです。

これってバラバラな記憶ではないですよね。

体という大きな枠があって、腕や足というのはその中の一部であると記憶していると思います。

これを構造化と言います。

『頭は体の一部』『腕は体の一部』のように言いますよね。

この一部のことを『スロット』とも言います。

 

歴史の時代区分はスロット

歴史は時代区分をきちんと意識しないと覚えることがたくさんあるように錯覚するよ

例えば『人物名を覚えよう!』と勉強するばあい

  • 源頼朝
  • 北条雅子
  • 北条時宗
  • 足利尊氏
  • 足利義満
  • 足利義政
  • 徳川家康
  • 徳川吉宗
  • 徳川慶喜
  • 伊藤博文
  • 板垣退助
  • 陸奥宗光
  • 推古天皇
  • 聖徳太子
  • 小野妹子
  • 聖武天皇
  • 桓武天皇
  • 藤原道長
  • 平清盛

この人物名だけを覚えていくのはたくさんあって大変ですよね。

時代区分を利用すると楽になります。

日本史は前史~古代、中世~近世、近代~現代に分けます。

中世は鎌倉、室町、江戸のようにさらに細かく時代区分を分けていきます。その中に源頼朝だったり足利尊氏のような人物名や出来事を入れていきましょう。

こんな感じで、時代区分のスロットを作ってその中に入れるようにしましょう。

先ほどの人物名をスロットに入れると各時代に3名ずつだったことがわかり、一つの時代区分ごとに覚えていけばよいことがわかります。

 

スロットを意識的に作って構造化する練習をしておこう

『体』の言葉を覚えるときに、スロットは『頭』と『腕』と・・・なんて考えた人はいないと思います。

言葉を覚えて生活していくうちに体を見て、聞いたり話したりして自動的にスロットが作られ構造化されたのです。

体のように目に見えるもの、いつも意識しているものは、脳が勝手に構造化をしてくれますが、勉強や仕事のような複雑なものは、上手に構造化できません。

なので、勉強で意識的にスロットを作って難しいことでも構造化できるように練習をしましょう。

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