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勉強時間が長いのに成績が上がらない人に知ってほしい2つの法則

  • 2020年6月24日
  • 2020年6月24日
  • 集中力
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今回のテストは勉強ほとんどやらなくて大丈夫だったよ
(えっウソ!自分はたくさん勉強したのに・・・)
あなたはたくさん勉強して追いつくタイプなんだから次も頑張りなさい!

たくさん勉強した方が良いことは否定しませんが、

非効率な勉強をたくさんしても効果があがりません。

 

この記事を読んでわかること

  • パーキンソンの法則
  • パレートの法則

この2つの法則を知って効率の良い勉強を心がけましょう。

 

ブログを書いている人はこんな人

私は塾を経営しています。たくさんの生徒を見てきましたが、始めに必ず声をかけるのが、『今日は何をできるようにするの?』です。

目標をはっきりさせないと効率が悪いですし、最悪の場合、長い時間頑張ったのに対して覚えられていないことがあります。

目標が必要な理由は様々ですが、この記事ではパーキンソンの法則とパレートの法則という法則を解説します。

 

■結論

勉強は優先順位をつけて大事なところだけやるようにしましょう。

でもできない人も多いです。

イギリスのエリートも陥ったパーキンソンの法則や、経済では有名なパレートの法則を知って優先順位の大切さを知っておきましょう。

 

勉強時間が長いのに成績が上がらない人に知ってほしい2つの法則

  1. パーキンソンの法則
  2. パレートの法則

です。

短い勉強時間で成果を上げるには、大事なところから順番に勉強すれば良いだけです。

それだけなのですが、成績が伸び悩む生徒の多くはできていません。

なぜ大事なところから順番にできないかというと、

  1. パーキンソンの法則が働いていることと
  2. パレートの法則をしらないからです。

パーキンソンの法則とは

パーキンソンの法則(パーキンソンのほうそく、英: Parkinson’s law)は、1958年、英国の歴史学者・政治学者シリル・ノースコート・パーキンソン(英語版)の著作『パーキンソンの法則:進歩の追求』、およびその中で提唱された法則である。役人の数は、仕事の量とは無関係に増え続けるというもの。

具体的には

第1法則

仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』パーキンソンの法則

第1法則の文章の『仕事の量』を『勉強の量』に置き換えて考えてみましょう。

 

勉強の量は完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する

 

『3時間勉強しよう!』とだけ決めて勉強を始めた場合、3時間勉強するという目的を達成するために頑張ってしまいます。

与えられた時間(3時間)をすべて満たすまで勉強する内容を自分で増やしてしまうのです。

そうすると、大事なところが終わった後に本来なら気にならない細かい部分が気になりそこも『念のため』やっておこう。となってしまいます。

 

 この『念のため』が効率を悪くしている犯人です。

 

3時間勉強した達成感があるので、『頑張った!』と思えますが、実は1点2点にしかならない、もしくは出題されるかどうかさえわからないところに時間の多くを使ってしまっているのです。

このパーキンソンの法則は、イギリスのエリート官僚でさえ陥ってしまったものなので、あなたも避けることはできないでしょう。

 

パーキンソンの法則の解決策

このパーキンソンの法則に陥らないためには、

  • 勉強する内容をあらかじめ決めておく
  • あらかじめ決めた内容が終わったら勉強は終わりにする

というルールを作っておきましょう。

 

パレートの法則とは

細かいところもやって損はないでしょ

というあなたのためにパレートの法則を解説します。

パレートの法則(パレートのほうそく)は、イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見した冪乗則。経済において、全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が生み出しているという理論。80:20の法則、ばらつきの法則とも呼ばれる。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』パレートの法則

 

パレートの法則は経済の法則ですが、勉強にも当てはまります。

簡単に言うと『大事なのものは全体のうち2割だけ』ということです。

全体の数値を100点満点、全体を構成するをテスト範囲に置き換えましょう。

 

『100点満点の大部分は、テスト範囲の一部の要素が生み出している』

 

テスト範囲の一部というのは全体の2割程度です。残りの8割はテスト範囲の一部(全体の2割)の知識を活用しているにすぎないのです。

数学を例に挙げてみましょう。

方程式がテスト範囲だとします。次の5つが主な学習範囲です。

  1. 等式の性質
  2. 移項
  3. 方程式の解き方
  4. 分数と少数の方程式
  5. 方程式の文章問題

多くの人は、③④⑤の計算問題や、文章問題に時間をかけるでしょう。

しかし、方程式の計算では『①等式の性質』と『②移項』をきちんと理解していないと必ずミスします

方程式の範囲では『①等式の性質』の知識を全ての範囲で使います。

次に使う知識は『②移項』です。

『③方程式の解き方』、『④分数と少数の方程式』、『⑤方程式の文章問題』に『②移項』の知識を使います。

 

  • 『計算ミスするから方程式の解き方を覚えよう』
  • 『計算練習をたくさんやろう』

ではなく、『等式の性質』とはどういうものか、『移項』がなぜできるのか本当に理解できているかよく考えてみましょう。

『等式の性質』や『移項』を完全に理解しない状態で計算練習をしてもその場は良くても本番でミスしてしまう可能性が高いのです。

 

細かいところもやって損はないでしょ
時間を損しているし、点数も上がらないよ!

細かいところをやる前に、すべての範囲に活用できる知識を完全に理解することに時間を使うようにしましょう。

 

パレートの法則の解決策

とはいえ、どこが大事かわからないと思うので、学校や塾の先生にどこから勉強したらよいかアドバイスをもらうと良いでしょう。

アドバイスをもらうときのポイントは、どこから勉強したらよいか優先順位を聞くようにしましょう。

 

勉強時間が長いのに成績が上がらない人にならないための解決策まとめ

勉強する前に

  • 学校や塾の先生にどこを勉強すれば良いか聞きましょう。
  • 聞くときは優先順位も聞くようにしましょう。

パーキンソンの法則に陥らないために、

  • 勉強する内容をあらかじめ決めておく
  • 勉強の優先順位の高い順から勉強する
  • あらかじめ決めた内容が終わったら勉強は終わりにする

というルールを作っておきましょう。

優先順位の高い順から始めても時間がたくさんかかる場合は、何日かに分けて勉強に取り組んでみてください。

 

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