◯◯さんのノートきれいだな。
□□くんのノートはごちゃごちゃしてるな。
ノートはどうやればいいんだろう?
ノートの書き方って教わらないからよくわからないですよね。
どれが正解でどれが不正解というものはないんです。
この記事を読めば
ノートは場面に応じた書き方があるということがわかります。
ブログを書いている人はこんな人
私は塾を経営していて、アウトプットの方法を指導をするようになってから、生徒の合格実績が向上しました。
開業2年目以降は9割の生徒が第1志望を合格しています。
この記事ではアウトプット方法の一つ『書く』について共有させていただきます。
参考図書は樺沢紫苑著 『アウトプット大全』です。
■結論
勉強で一番の基本は『書く』です。
『書く』ことで集中力が高まり記憶にも残ります。
学校の勉強で『書く』といえばノートですが、シチュエーションによって、同じ『書く』でも使い分ける必要があります。
授業中はメモ、授業後はまとめとして使い分けるようにしましょう。
『書く』は勉強方法の基本
インプット(脳に入力)したことをアウトプット(脳から出力)することが勉強です。
インプット=『聞く』『読む』だけではすぐに忘れてしまいます。
アウトプット=『書く』『話す』までしないと何も身につきません。
アウトプット方法を知ることは自分を成長させる方法を知ることです。
そんなアウトプットの中でも『書く』は基本中の基本です。
『書く』ことで脳は活性化し、集中力と記憶力が高まります。
良いことばかりのアウトプット方法なので実践しましょう。
勉強の時に『書く』ことで脳が活性化する
『書く』ことで脳が活性化されることは脳科学的に証明されています。
脳の信号や、集中力や記憶力を高める脳内物質を出すように命令する部分が『書く』ことによって活性化します。
そして『書く』ものに注意が向けられ、脳が『これは大事だ』『覚えないといけない』と思って記憶してくれる仕組みになっています。
自分がどんなに『これは大事だ』と思っていても脳が『これは大事だ』と思ってくれないと覚えることはできません。
脳をうまく操ることが勉強を効率的に進める方法です。
【勉強法①】授業中のノートはきれいに書かなくても良い
学校の勉強で『書く』と言えばノートですが、一言にノートと言ってもいろいろな使い方があります。
授業中は
- 先生の話していること
- 黒板に書いてあること
この2つをメモとして形にこだわらずノートに書くことが良いです。
黒板に書いてあることは消されてしまうのですぐに書かなきゃと思って書きますよね。
先生の話していることもすぐに忘れてしまうので、その場ですぐに書くようにしましょう。
すぐに忘れても良いようにメモをしてあとで勉強するときに使う
先生の話していることをすぐにメモするべき理由は、すぐに忘れても良い状態にするためです。
授業中の主なインプット(脳に入れる)はこの2つです。
- 黒板を見る
- 先生の話を聞く
この2つは短期記憶というところに保管されます。
短期記憶は簡単な文字で7つのカタマリまでしか覚えられないようにできています。
勉強の内容なら3~4つくらいしか覚えていられません。
その次はどれか一つ忘れて新しく覚えるようになっています。
そのため、聞いたことはすぐにノートに書いてすぐ忘れても良いようにすることが大切です。
自分でどれを忘れても良いような状態にすることが授業を受けるときのコツです。
【勉強法②】まとめノートで思考力をつける
学校の授業や教科書を読んだ時に忘れても良いようにメモを残しました。
しかしそれだけでは何のことかわからないので覚えることはできません。
このメモと教科書を使って自分の言葉でまとめることが必要です。
覚えたいこと+理由でエピソード化する
短期記憶は短い期間しか覚えていられません。
長期間覚えていることができる長期記憶にするには、覚えたいことをエピソード化することが必要です。
エピソード化は簡単に言うと、なぜそうなったかという理由を付け加えることです。
例えば、社会の歴史なら
明治政府は富国強兵に力を入れた
だけだとよくわかりません。
国を富ませて兵を強くする
これでなんとなく政策の意味は分かってきます。
さらに
江戸幕府の時に欧米との国力差により不平等条約を結ばされた
国力差を無くして不平等条約を改正したい
国力差をなくすために富国強兵の政策を行った
というような富国強兵をする理由があれば記憶はエピソード化して覚えやすくなります。
また不平等条約や江戸幕府などのほかのキーワードと結びつくことで忘れにくくなります。
このように
- 覚えたいこと
- なぜそうなるか
まとめるときはこの2つは必ずセットでまとめるようにしましょう。
数学の公式ならそのあとに具体的に公式を使って問題を解く方法も書くと良いです。
コーネル式ノートを活用して勉強しよう
ノートの取り方は自由です。
目的を
- メモ
- まとめ
どちらかはっきりさせてからノートに書くようにしましょう。
ノートの書き方は以前【ノートを使った勉強法】ノートって決まったやり方あるの?という記事を書きました。
このノート術はメモする場所とまとめの場所を分けているのでお勧めです。
この画像の①のところに授業のメモを書きましょう。
②のところは覚えたい用語を書きます。
③のところは②の覚えたいことの理由をメモや教科書から探してまとめを書きましょう。
初めはこのような型を使って練習しましょう。
少しずつ自分で覚えやすいように改良していけば自分だけのノート術が出来ます。