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【中学生、高校生向け勉強法】学校や塾の授業をよく理解できる3つの聞く方法

  • 2020年5月21日
  • 2020年10月28日
  • 聞く力
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【中学生、高校生向け勉強法】学校や塾での授業を効率よく聞く方法

あの先生の授業わかりにくいなぁ。

授業を聞いても頭に入ってこないよ。

もっとわかりやすい先生いないのかなぁ。

 

先生の授業がうまくないかもしれませんが、もしかしたら原因は自分にあるかもしれません。

理解しやすくなる聞き方があります。

もしやっていないことがあれば明日の授業から実行してみましょう。

 

ブログを書いている人はこんな人

私は塾を経営していて、心理学的、脳科学的に研究されたインプットの方法を指導をするようになってから、生徒の合格実績が向上しました。

開業2年目以降は9割の生徒が第1志望を合格しています。

この記事ではインプット方法の一つ『聞く』について共有させていただきます。

参考図書は樺沢紫苑著 『インプット大全』です。 

 

学校や塾の席順で勉強の集中力や記憶力に違いが出る  

学校や塾の席順で勉強の集中力や記憶力に違いが出る

あなたは学校の席順で前列になるとうれしいですか?

あんまりうれしくないかもしれませんね。

なぜうれしくないんでしょうか?

先生の近くで、いつも見られていると感じたり、緊張してしまうからではないでしょうか。

しかしこの緊張が人の話を聞くときには大事になってきます。

勉強に役立つノルアドレナリンの効果

人は緊張したときに、ノルアドレナリンという脳内物質を出すようになっています。

大昔の人が狩りをして生活していたころの話です。

森の中でマンモスやサーベルタイガーなどの危険な生物にばったり出会ってしまいました。

戦うか、逃げるかを選択しないといけません。

そのとき人はノルアドレナリンという脳内物質をだして生き残ってきたのです。

ノルアドレナリンという物質を出すことによって

  • 注意力
  • 集中力
  • 判断力
  • 記憶力
  • 鎮痛効果

が格段に上がります。

危険な生物からは逃げないと死んでしまいます。

生きるか死ぬかという極限の状態です。

そんななかで人はノルアドレナリンの効果によって、いつも以上の力を発揮して生き残ってきたのです。

 

その名残りは今でもあります。

  • 先生に見られているかもしれない
  • 先生にいつ質問されるかわからない

このような緊張感がノルアドレナリンを分泌させます。

そして授業を集中して聞くことができるようになります。

(先生が危険生物とは言ってませんよ。脳が勝手にそう思っているのです。)

 

もし前列でなくても先生はあなたのことをよく見ています。

いつ質問されるかわからないという緊張感をもって授業を受けてみましょう。

 

学校や塾の先生の表情を見るだけで受け取る情報が増える

学校や塾の先生の表情を見るだけで受け取る情報が増える

あなたの学校の先生や塾の先生は棒立ちのままで授業の話をしているでしょうか。

おそらくそういった先生は少ないと思います。

身振り手振りを交えて話をしているのではないでしょうか。

この身振り手振りや先生の表情などが授業の話を理解するうえで重要な役割をはたしています。

 

学校や塾の先生が授業で行うコミュニケーション方法は2つある

人は話すときに

  • 言語的コミュニケーション・・・話している言葉
  • 非言語的コミュニケーション・・・身振り手振りや表情

の2つを使って相手に理解できるように話しています。

へーすごいねー

へーすごいねー

同じ言葉を言っていますが、全然違いますよね。

このように言葉だけですべてを伝えることはできません。

身振り手振りや表情でおぎなうことでコミュニケーションは成り立ちます。

つまり、声を聞いているだけでは情報量が不十分なのです。

授業中に先生の話を聞きながら、ずっと下を向いてノートをとっていると情報量が不足し、間違ったインプットをしてしまう可能性があります。

話を聞くときはしっかりと先生に注目して話を聞くようにしましょう。

(メモ程度なら手元を見ないで書くことはアリです。練習すればできるようになります。)

きれいにノートに書くことは後でもできますよね。

今一番大事なことを集中してできるようにしましょう。

 

学校や塾の授業を深く理解するために予習をしておく

学校や塾の授業を深く理解するために予習をしておく

予習をして、次の日の授業の気になる点をピックアップしておくと

授業を集中して聞くことができます。

予習と言っても教科書をすみずみまで読んでノートにまとめる必要はありません。

  • 市販の教科書ガイドで概要を確認
  • 教科書の太字とその前後に目を通す

この2つのどちらかだけでも授業の理解度は向上します。

5~10分程度を目安に予習してみましょう。

 

勉強に役立つ心理学用語『先行オーガナイザー』

予習をすることで授業の理解が深まるのは『先行オーガナイザー』が働くからです。

『先行オーガナイザー』とは心理学の用語で、あらかじめ授業のまとめを知っていると授業の理解が深まるという実験結果から発見されました。

そのため予習は簡単なまとめを読むだけで良いのです。

予習方法については詳しく記事を書いているので、気になる方はこちらを読んでみてください。

この次の章で予習をすることのメリットを書きますのでそのまま読み進めても大丈夫です。

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予習をすることで時間を有意義に使おう

予習は5~10分程度で十分です。

よく教科書のすみずみまで読んで、時間をかけてきれいにノートにまとめる生徒がいますがやめたほうが良いです。

なんでだろう?どうしてだろう?という疑問をもって授業を受けることが重要です。

  • 予習10分の人『あっ ここ昨日予習したところだ よく聞いておこう』
  • 予習1時間の人『あっ ここ昨日予習してもう大丈夫なところだ』

どちらが先生の説明を注意深く聞くことができるか明確ですよね。

予習10分の人、予習1時間の人、どちらとも授業後は同じくらいの理解度になるとしたら

予習10分の人は予習1時間の人と比べて50分多く時間が使えます。

時間は誰にでも平等です。

時間を有効に使えるように必要なことを必要なだけ行うようにしましょう。

 

用語

この記事に出てきた用語を解説します。

ノルアドレナリンは闘争か逃避の脳内物質で、強いストレスを感じたときに人の能力を覚醒させます。

ストレス・ホルモンのうちの1つであり、注意と衝動性 (impulsivity) が制御されている生物の脳の部分に影響する。アドレナリンと共に、この化合物は闘争あるいは逃避反応を生じさせて、心拍数を直接増加させるように交感神経系を動かし、脂肪からエネルギーを放出し、筋肉の素早さを増加させる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ノルアドレナリン

8月31日に集中して夏休みの宿題を終わらせようとするときにも出ます。

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勉強における『話す』、『書く』、『行動する』 

 

非言語的コミュニケーションは『空気を読む』や『察する』にもあてはまります。言葉だけでは伝わりづらいものは非言語的コミュニケーションを織り交ぜて伝えます。

非言語コミュニケーションとは、言葉以外の手段によるコミュニケーションのことである。人間は日常的に複数の非言語的手がかりを使いメッセージを伝達しあっている。これを「非言語的コミュニケーション」(nonverbal communication ノンバーバル・コミュニケーション、という。この非言語的なコミュニケーションは、意識して用いていることもあれば、無意識的に用いていることもある

典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』非言語コミュニケーション

 

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