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【ノートを使った勉強法】ノートって決まったやり方あるの?

  • ノートってなんでとっているの?
  • ノートのとり方って教わったことないんだけど決まりはあるの?
  • 良いノートのとり方があったら知りたい

そんな疑問にお答えします。

 

この記事を読むと

  • ノートをとる目的を知ることができます
  • ノートの取り方を知ることができます
  • ノートを使った勉強法を知ることができます

 

ノートには2つの目的があります。

1.授業のメモ

2.授業の復習

まずはこれらの説明を行います。

さらにコーネル式ノート術を活用した学習方法についても説明します。

 

勉強中や授業中にノートをとる一番の理由

勉強中や授業中にノートをとる一番の理由

授業中にノートってなんでとっているか知っていますか?

一番の理由は忘れないためです。

人は一度に7つぐらいのことしか覚えられないようになっています。(短期記憶)

勉強するときは記憶のメカニズムを知っていると楽になります。短期記憶についても解説しているので読んでみてください。

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50分の授業で7つ以上のことを教わりますよね。

7つ以上のことが頭の中に入ってしまった場合どうなるのでしょうか。

その場合はどれか1つを忘れてしまいその空いたところに入ってしまいます。忘れるものを自分で選ぶことはできません。

 

 

授業で先生がどんどん授業を進めていくので、聞いたことを忘れてしまって良いようにどんどんノートに書いているのです。

黒板に書いてあることだけではなく、黒板に書かずに話していることもどんどんノートにメモを取っていきましょう。

とくに先生が「テストに出るよ!」、「ここ大事だよ!」とあらかじめ宣言してくれたところは絶対にノートに書いておくようにしましょう。

ノートに書いておけば忘れてしまっても思い出せます。

授業が先生の作ったプリント中心の場合でも同じです。

ノートでもプリントでも良いので忘れても良いようにメモを取るようにしておきましょう。

 

ノートを使った復習勉強法

ノートを使った復習勉強法

学校の授業の内容をメモしたノートがあります。

前の章で説明した通り、聞いたことはどんどん忘れてしまっています。

ノートをそのままにしておくのはもったいないです。

このノートはあなたが学校の授業で先生の話を聞いて、あとで思い出すためにメモしたところです。

一度見直ししてみて授業のことを思い出してみましょう。

家での勉強はいきなり何時間も頑張ろうと思っても始められません。

あまり勉強したことがないようでしたら、ノートを広げて授業を思い出すことから始めてみましょう。

10分くらいでもいいです。始めることが大事です。

見終わったら「自分も家で勉強できるんだエライ!」と自分をほめましょう。

そして次の日も復習するために学校の授業でノートをとりましょう。

だんだん復習しながらあれも勉強したい、これも勉強したいってなります。

 

ノートを使った勉強法【コーネル式ノート術】

ノートを使った勉強法【コーネル式ノート術】

ノートの基本的な使い方は

メモ、復習の2つです。

ここからは復習にも慣れてきた人向けです。

この章ではコーネル式ノート術というのを紹介します。

「コーネル式ノート術」とは、1989年に、アメリカの名門私立大学のコーネル大学の学生のためにウォルター氏によって考案されたノート術です。

多くの名門大学や研究機関などで採用されているノート術です。

 

 

  1. ノートを3つに区切り、①に授業で聞いたことをどんどんメモしていきます。
  2. ②は①を見て、大事なことだと思う用語(キーワード)を記入します。
  3. ③はこの範囲の要約を2~3行くらいでまとめます。

 

このノート術では、キーワードを繰り返し使うことで記憶に残すこと、要約する力を鍛えることができます。

 

キーワード

キーワードとはその範囲の内容を理解するうえで重要な言葉のことです。

数学の1次関数のグラフの範囲なら「傾き」「切片」などがあります。

英語の現在進行形なら「be動詞+ing形」のような文法の形です。

 

はじめからキーワードを全て見つけようと思わずに、自分が大事と思えるものから書き出してみましょう。

 

要約する力

要約というのは、文章中のキーワードを使い、その範囲のことを短く表現することです。

先ほど例であげた数学の1次関数のグラフなら

グラフを書くときは「切片」の数字をy軸上に点を書き、その点から「傾き」を使って2つ目の点を書く。2つの点を結ぶことでグラフができる

このようにキーワードを使って要約します。

 

要約する力がつくと、記述問題に強くなります。

例えば理科の記述問題なら

化学変化によって、元の物質が別の物質に変化したとき、物質の全体の質量は変わりません。

①この法則は何か

②なぜ全体の質量が変わらないか原子という言葉を使って説明しなさい。

答え

質量保存の法則

化学変化原子の結びつく相手が変わるだけであり、反応前と後で原子の種類や数は変わらない。だから全体の質量も変わらない。

このように記述問題の答えは、キーワードを中心にできています。

キーワードを組み合わせて文章を作る練習をすれば、記述問題にも強くなることが出来ます。

 

この記事ではノートをとる目的とノートを使った勉強法について解説しました。

この記事で一番大事なのは次の2点です。

  • 人は聞いたことをすぐに忘れてしまいます。
  • 自分も当然すぐに忘れます。忘れても良いようにメモを取るクセをつけておきましょう。

ノートにメモするときも、初めから先生の言っていることを全部メモできないと思います。

はじめは聞き逃したりしても良いです。その時は先生や友達に聞けば大丈夫です。

少しずつメモの取り方を上達させましょう。

慣れてくれば、大事なところがわかってくるようになります。

学生のうちに大事なところをメモする力を鍛えておきましょう。

将来必ず役に立つはずです。

勉強法 アウトプット

 

ノートを使った「生成効果」勉強法の入門編
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