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勉強の振り返りとフィードバックまとめ

勉強はインプット⇒アウトプット⇒フィードバック⇒インプット・・・のようにサイクルを回すことで、より良い勉強法にたどり着く可能性が高くなります。

  • インプット(読む、聞く、見る)
  • アウトプット(書く、話す、行動する)
  • フィードバック(振り返り改善する)

この記事ではフィードバックについての全体像についてまとめました。

振り返りとフィードバックの違い

『振り返り』とは過去について考えることです。

日記に書く、ノートに書くことなどは過去について考える行動です。

『フィードバック』とは振り返りから得る知見のことです。

勉強について振り返ったときに、『もっとこうしたほうが良かったかもしれない』と思った内容がフィードバックです。

自分の行った勉強の『振り返り』をして、そこから『フィードバック』を得てその知見を次の勉強に生かすことでより良い勉強法が身につくようになります。

振り返る

これまで行われてきた物事の一連の流れを総括すること。

過去の事を考える。また,回顧する。 「学生時代を-・る」

weblio辞書 『振り返る』より

フィードバック

物事への反応や結果をみて、改良・調整を加えること。

顧客や視聴者など製品・サービスの利用者からの反応・意見・評価。また、そうした情報を関係者に伝えること。「現場からのフィードバックを設計に反映させる」「アンケートの結果を担当部門にフィードバックする」

goo国語辞書 フィードバックより

 

フィードバックは2種類ある

フィードバックは2種類あります。

  • 自分でフィードバックを得る
  • 先生などの他者からフィードバックを受ける

自分でフィードバックを行うメリットは次の2点です。

  • たくさん試行錯誤できる
  • メタ認知能力が向上する

振り返りの数が多いほど、たくさん試行錯誤することができ、メタ認知能力が高まり、より良い勉強法にたどり着く可能性が高まります。

他者からのフィードバックのメリットは次の2点です。

  • 自分では気づかないところを指摘してくれる
  • 自分の知らないメタ認知的知識からフィードバックできる

これらの指摘をもとに自分の勉強法を見直すことができれば、より良い勉強法にたどり着く可能性が高まります。

 

まずは自分で勉強の振り返りをしてフィードバックを得る方法について解説します。

 

勉強を振り返るときに必要な能力

勉強を振り返ったときに誰でも同じフィードバックを得られるかというと異なります。

例えばテストの記述問題ができなかったときに振り返りをしてみても

もっと暗記してたくさんの言葉を使えるようにしよう
言葉で人に説明できるように練習しよう

このように人によってフィードバックは異なってきます。

  1. 自分を客観的に見る力
  2. 記述問題という課題に対する知識
  3. 人の性質に対する知識
  4. 問題を解決する方法の知識

これらの差によってフィードバックに差が出てきます。

①の自分を客観的に見る力をメタ認知と言います。

②~④の知識はメタ認知的知識と呼ばれており、振り返りをする際に必要な知識です。

そしてフィードバックで得た改善策を実際に実行して点検することができるかどうかでも差が出ます。

結局前と同じ勉強法になってしまった・・・
振り返りで考えた方法は良かったな。次からもやっていこう!

このように勉強を振り返り、フィードバックから次の勉強法を改善していくことができる力をメタ認知的活動と言います。

メタ認知的知識とメタ認知的活動を合わせてメタ認知的能力と言います。

メタ認知的能力は、勉強を振り返り試行錯誤をすることで鍛えることができます。

これらメタ認知について解説している記事があるので読んでみてください。

メタ認知についてまとめた記事です。

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勉強の振り返りを行うフォーマットを紹介

YMTフォーマット
KPTフォーマット

勉強をしたら振り返りを行い、試行錯誤を繰り返すことが振り返る力を高めさらに良い勉強法にたどり着く可能性を高めます。

勉強する⇒振り返る⇒フィードバック⇒勉強する⇒振り返る・・・

この繰り返しを楽にするフォーマットがあります。

YWTという方法は分かりやすくサイクルを回しやすいフォーマットです。

  • Y・・・やったこと
  • W・・・わかったこと
  • T・・・次やること

詳しい進め方については次の記事で解説しています。

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KPTという方法もあります。

  • K・・・keep(続けること)
  • P・・・problem(問題点)
  • T・・・try(次にチャレンジすること)

良かったことを続けて、悪かったことはやめる。この2点をはっきりさせやすい振り返りの方法です。

詳しい方法は次の記事で解説しています。

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YWTやKPTで振り返りに慣れてきたら、PDCAという計画を含んだ一連の流れについても振り返りをしてみると良いです。

受験勉強のように長いあいだ勉強を頑張りつづける場合には、モチベーションの維持がキーポイントになります。

目標に向かって小さなステップを一つずつ進めていくことがモチベーションの維持向上に必要です。

大きな目標から、今するべき小さなステップまで落とし込む練習も必要です。

PDCAについて解説した記事があるので読んでみてください。

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フィードバックを受ける

先生などからフィードバックを受けることで気づかないこと、知らないことを教えてもらうことができます。

私は先生の仕事で一番重要なのがフィードバックだと思っています。

先生からフィードバックをもらったときに聞き流さないようにしましょう。

フィードバックを受けたら次に何をするか自分で考えなければ成長できません。

また厳しいことを言われても、自分の気持ちをコントロールして受け止めるようにしましょう。

先生からのフィードバックは、心にグサッと来るときもありますが、そんなときの対処法を記事にしているので読んでみてください。

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中学生がため息

フィードバックをする先生、フィードバックを受ける生徒どちらも、どの方向へ成長すれば良いのか共通認識があると行き違いが少なくなります。

『たくさん教えてほしいのに最近は少しほったらかしにされているな・・・』

と感じた場合、もしかすると次のステージに上がっているかもしれません。

ステージの違いについてSL理論というマネジメントの理論があるので解説しています。

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勉強の振り返りとフィードバックを手伝う

フィードバックを手伝う

勉強において親や先生の最大の役割は、子供が勉強したあとの振り返りを手伝い習慣化させることです。

勉強というのは学生期間で終わってしまいますが、仕事や趣味でもやりっぱなしではなく、振り返ることでより良いものができます。

さらに学校で習う知識というのは今の情報時代にたいして意味を持ちませんが、振り返りを通じて自分自身を知ることは振り返りの積み重ねによってのみ得られるものです。

しかし子供のころから一人で振り返りというのはできません。そこで親や先生が振り返りの手伝いをすることが重要になってきます。

振り返りの手伝い方について記事にしているので読んでみてください。

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